【報告】名古屋トレーナー勉強会で「脱力」と「発育発達に基づく動作学習」について講演してきました!

先日、パーソナルトレーニングスタジオの老舗nano様主催の

名古屋トレーナー勉強会にお招きいただきまして、

講師を務めさせていただいてきました!

 

 

写真で分かる通りの超満員御礼!!

過去最大級の集客だったそうです。ありがたいですねー。

とても素晴らしい時間を過ごさせていただいてきました!

 

当日は、

『身体を整える〜脱力できればアライメントは整う〜』
『身体を使いこなす〜発育発達理論に基づく段階的動作学習法〜股関節編』

という2本立てで行いました。

 

私は普段から、①整える②使える③鍛えるの3段階で考えてアプローチをしていますが、

今回のテーマは、①整える②使えるにあたります。

 

当日は時間の関係上、お伝えしたいことがお伝えしきれなかったので、

以下に、当日の内容を補足する形で記しておきたいと思います。

 

身体を整える〜脱力できればアライメントは整う〜

脱力ができないのには理由がある。

火のないところに煙が立たないように、物事には必ず原因があります。

脱力ができないのには、脱力ができない理由があります。

 

であれば、まず、

  • 脱力ができない理由は何か?
  • なぜ力が入ってしまっているのか?

を考える必要がある。

 

その上で、

力が入っているという症状ではなく、
力が入ってしまう原にアプローチをする

必要があります。

 

脱力できない状態というのは、何かに対して勝手に身体が反応して、

勝手に力が入ってしまっている状態です。

 

「力を抜いてくださーい」

「力を入れないでくださーい」

と言っても、抜けるわけがありません。

 

自分で力を抜こうと思っても、

無意識で入ってしまっているものを簡単に抜くことができるわけがありません。

 

まず、何に対して身体が反応しているのか?そこを見極めましょう。

 

脱力ができない理由は、主に3つの理由が考えられます。

・力学的にみた脱力できない理由。
・解剖学的にみた脱力できない理由。
・心理学的にみた脱力できない理由。

 

詳しくは、書ききれないので、次回のセミナーを聴きにきてください(笑)

 

次回の脱力セミナーは、

9月23日(日)13:15〜16:15で、横浜にて開催することが決まっています。

 

力は抜くのではなく、抜けてるのが正解。

そもそもの話から考えてみると、

力は抜くものではなく、抜けてるのが正解です。

力は、抜こうとして抜けるものではありません。

 

力は入れようとするのではなく、自然と入っているのが正解です。

だって、そもそも、人は力を入れて動こうなんてしませんから。

歩くときに、腹筋の力を入れようとしますか?しないですよね?

 

本来、動物は力を入れて動こうとなんてしないのに、

力を入れて動こうとするから、不自然な動きとなる。

無駄に力が入ってしまう。

 

動かそうとするから、力が入る。

であれば、動かそうとしなければいい。

 

赤ちゃんは無意識で動いていますよね。最低限の力で。

チーターも、トップアスリートも、力んでいない。

力で動こうなんてしていない。

 

良い姿勢を取ろうと思って、どこかの筋肉の力を入れるのはおかしい。

良い動きをしようと思って、どこかの筋肉を意識するのはおかしい。

力が入らなくても、楽に立てる姿勢があるんです。

力を入れなくても、楽に動ける動作があるんです。

 

 

やっぱり、詳しくは、書ききれないので、

次回の9月23日(日)開催の脱力セミナーを聴きにきてください(笑)

 

過去開催した脱力セミナーで、

参加者全員が脱力することができた再現性の高い内容となっています。

ご興味ある方は是非ご参加ください。

 

脱力は、誰でもできます。

 

身体を使いこなす〜発育発達理論に基づく段階的動作学習法〜股関節編

「筋肉」じゃなくて「動作」から考える。

「歩く」という動作も、「走る」という動作も、「ランジというトレーニング」の動作も、

「片脚で支持しながら、片脚を前に出す」という共通の動作のパターンがあります。

 

それが、弱い力なのか、強い力なのか、全力を出すのか、

速く動くのかゆっくり動くのか、可動域が大きいのか小さいのか、

負荷があるのかないのか、重心の移動の角度、そういった違いがあるだけです。

 

これらに共通するのは「片脚で支持しながら、片脚を前に出す」こと。

まず「片脚で支持できているのか(片脚で立てているのか)」というのが先にあって、

「片脚で支持しながら、片脚を前に出す」というのが後にきます。

 

言いかえれば

「片脚で安定してバランスが取れた状態で立てる」

「片脚でしっかり身体を支えながら、逆脚を動かすことができる」

という能力がきちんとあるかどうか。

 

片脚で立つのにバランスが崩れてしまうような人、バランスを取ろうと力んでしまう人は、

ちゃんと歩けているんでしょうか?
効率的に走れているんでしょうか?
効果的なトレーニングができているんでしょうか?

 

もし、できていないとしたら?

その不自然な動きを積み重ねることで、

膝や足、腰などにしわ寄せがきて、痛みが出てしまうかもしれません。

 

「片脚で立つくらいできるわ!」と思う人がいるかもしれませんが、

「適切な状態で片脚で立つことができているか?」と聞かれればどうでしょう?

片脚で立つというシンプルな動作でも、案外適切にできている人は少ないんです。

 

そこに痛みや、脚の形のアンバランス、動きづらさ、何かしらの症状が出ている場合、

適切には立ててない可能性があります。

その症状に気づいていないことも多いんですけどね。

 

適切にできていないのであれば、

「片脚で立つ」という動作より、難易度を落として再学習させればいい。

 

「片脚で立つ」の前は、「両脚で立つ」
「両脚で立つ」の前は、「片膝で立つ」

「片膝で立つ」の前は、「両膝で立つ」
「両膝で立つ」の前は、「四つ這い」

四つ這い」の前は「うつ伏せ」
「うつ伏せ」の前は「仰向け

 

 

できない動きがあるのであれば、どんどんブレイクダウンして、難易度を落としていき、

共通の動作パターンの中で、どこまでできて、どこからできなくなるのかを見定める。

できない動きができるようになるための要素を割り出し、一つずつ埋めていけばいい。

 

そこで、動作の再学習をしていく過程で、

必要な理論となるのが、発育発達理論になります。

 

段階的に動作の再学習をする。

赤ちゃん何も教えていないのに、最低限の筋力で、

約1年をかけて立てるようになり、歩けるようになっていきます。

動作を観察してみると、ものすごく合理的で、効率的に動いているのがわかります。

 

そこで、大人が改めて動作学習をする時にも、

赤ちゃんの発育発達の過程を考慮し、段階的にエクササイズを組み立てていくと、

誰でもできなかった動きができるようになっていきます。

 

つまり、できない動きがあれば、その動作パターンを見極め、

共通の動作パターンの中で、難易度の上げ下げを理解した上で、

どこまでできて、どこからできなくなるのかを見定める。

 

そして、できない動きができるようになるように、

できない動きを一つ一つ感覚を変えながら、できるようにしていく。

誰でもできない動きができるようになるんです。

 

まず整えることが大切。そして、うまく使えるようにしていく。

これは、私がよく問いかける質問です。

あなたは、

  • 自分の身体、整備できていますか?
  • 自分の身体、使いこなせていますか?

いかがでしょうか?

①整える

あなたの身体は、運動しても問題ない状態だと思いますか?

例えるなら、車を運転しても問題ない状態と言えるように車検がとれていますか?

 

車を運転するには、まず車検が取れた車が必要です。

運動をするには、整った身体が必要です。

 

②使える

車検が取れた車が用意できたら、次に運転免許が必要です。

最低限の運転技術が必要です。

 

車を運転するにあたり、事故を起こさないように、

最低限の知識と運転技術を身につける。

 

運動するにあたり、怪我をしないように、

身体に関する知識や身体に負担をかけない身体の使い方を覚える。

 

身体が硬くて可動域がない状態で運動するのは、

車検が取れてない車で運転するようなものです。

脱力ができない身体で運転するのは、

常にアクセルを踏んだまま運転しているようなものです。

 

そんな状態では、ケガもするでしょうし、パフォーマンスも低いでしょう。

 

車の運転をするなら、故障もしたくないし、事故も起こしたくない。

だから、まずは車検を取ること、最低限の知識と運転技術を身につけることが必要。

 

運動するなら、怪我もしたくないし、ちゃんと効果も出したい。

であれば、まず身体を整えること、そして、効率的な身体の使い方を身につけることが必要。

 

車検が取れたら、運転の練習をしましょう。

身体を整えたら、適切な身体の使い方を学んでいきましょう。

 

身体が整っていない状態で運動をして、全然効果が出ない人をたくさん見てきました。

身体が整っていない状態で運動をして、全然痛みが取れない人をたくさん見てきました。

身体が整っていない状態で運動をして、日々悩んでいる人をたくさん見てきました。

 

まず、構造にアプローチをする。動きが悪くなっている組織は動かす。

次に、働きすぎな筋肉は緩めて、働きにくい筋肉は活性化させる。

その感覚、脳神経の指令系統へアプローチする。

そして最後に、心肺機能などの機能にアプローチする。

 

だって、心肺機能を高めたいと思って走り込んでも、

そもそも呼吸が浅いせいで酸素の摂取量が少なくなっているだけかもしれません。

 

それは、股関節が使えていないせいで、

コアが抜けてしまっていることから起因しているのかもしれません。

 

であれば、ただ走りこむことは非効率的としか言えません。

根本にアプローチすることが必要ではないでしょうか?

 

まず整えることが大切。それは車の車検を取るのと一緒。

そこから適切に身体の使い方を身につけ、自分の身体をコントロールできるようにする。

最後に、身体機能を高めていく。

 

①整える②使える③鍛える

それが私がお伝えしたい価値になります。

 

なお、呼吸で整えるセミナーが

9月2日(日)10時〜17時で、松戸にて開催することが決まっています。

 

以下に、SNSなどで公開設定で感想を載せてくれたものをシェアします。

 

アシスタントの声

主催者の声

参加者の声

 

名古屋トレーナー勉強会主催のnano様、働きかけをしてくれたくるみちゃん!

当日ご参加いただいた皆様、五木田塾アシスタントのみんな、

ありがとうございました!

 

改めて、ご縁で生かされているなと再認識し、感謝しかありません!

【脱力に関する過去記事】
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五木田塾に参加してみませんか?

なお、今回の内容をもっと知りたい、

より深く、継続的に学んで行きたいと思った方は、

五木田塾がオススメかなと思います。

(↑詳しくはこちらをクリック)

 

東海エリアで、単発での勉強会を行うことは少ないですし、

単発ではより深く、細かく、体系的に学ぶことができません。

 

そこで今回、名古屋トレーナー勉強会にご参加いただいた方で、興味がある!という方は、

五木田塾の勉強会への参加を1回に限り、無料招待致します。

(クローズで行っているため、メンバー以外は参加することができません)

 

直近では、

  • 7月22日(日)10時〜17時@東海
  • 8月2日(木)10時〜17時@関東
  • 8月12日(日)10時〜17時@東海
  • 9月6日(木)10時〜17時@関東
  • 9月9日(日)10時〜17時@東海

に開催予定です。

 

希望される方は、いずれかの希望日程を五木田まで連絡してください。詳細をお伝えします。

こういうものもご縁とタイミングだと思いますので、

ご縁がある方とご縁を結べたらと考えています。

 

ご連絡お待ちしております!

 

本日もお読みいただき、ありがとうございます。

 

それでは、また!

 

 

できない動きをできるようにする

パーソナルトレーナー

五木田穣

 


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