まだまだ、短パンで過ごしているパーソナルトレーナー五木田です!
渋谷・原宿あたりには、オシャレ短パンな方がたくさんいらっしゃいますが、あくまでオシャレではなく、快適性を求めているだけです(笑)
さて、昨日、一昨日と、DNS Sport Cource1を受講してきました!
DNSとは、Dynamic Neuromuscular Stabilizationの略で、日本語では、「動的神経筋安定化」といいます。
Developmenttal Kinesiology(発達運動学)の科学的原則に基づいた、ロコーモーターシステムへのアプローチ方法を学んできました。
ものすごく簡単にいうと、赤ちゃんが発育発達の過程で行っている運動学習方法を考慮して、運動していきましょう、的なことです。
室伏広治選手(高校の先輩にあたります)が、世界陸上2011で金メダルを取った時に、「赤ちゃんトレーニング」を行っていると話題になり、体幹がどうとか、それ以来、よく取り上げられるようになりましたが、DNSは、それの大本となっている理論と言えますかね。
今回、受講した目的は、発達運動学の概念をもっと深く理解したいと思ったことと、また、そういった概念に基づき、どういったアプローチをしていくのかをより細かく知りたかったからです。
この2日間のキーワードは、
・Functional Joint Centration(機能的な関節の中間位)
・3 month position(生後3ヶ月のポジション)
・横隔膜
・TLジャンクション
でしょうか。
この2日間で、かなり色々な気づきがあり、今後の指導にも活かせていけそうですが、全然整理しきれていないので、まずは、自分自身の感覚にしっかりと落とし込み、現在の指導のシステムの中にどう落とし込んで行くのか、まとめていきたいと思います。
個人的には、かなり力学的な観点でみているな〜と感じました。
あと、ロルフィングのアプローチに似ている部分も多いようにも感じました。
また、胸郭と骨盤のアライメントに問題がある場合、修正方法としてリアラインコアと組み合わせるとよさそうだとも思いました。
やはり、色んな観点からのアプローチ方法を知ることは重要だなと思いました。
一つ前の記事とかぶりますが、特定のトレーニング方法では解決できないことはたくさんあります。
我々、パーソナルトレーナーのもとには、色んな目的の、様々な方がいらっしゃるわけですから、1人1人に対して必要なアプローチ方法は異なります。
ですので、我々、パーソナルトレーナーは一つの考えに固執せず、また、考えを押し付けず、ニュートラルな考えでいるべきではないかなと思っています。包括的に考えるって大事だと思うんですよね。
どれが良くて、どれがダメで、って議論はおかしく、大切なのは、クライアントに対して何が必要かであり、特定の方法論(加圧トレーニングとか、体幹トレーニングとか、サスペンショントレーニングとか、リアライントレーニングとか、他にも色々)を売るのは、ちょっと違うんじゃないかなというのが、私のスタンスです。(もちろん、それぞれは素晴らしい考えであり、素晴らしい方法だと思っています)
「◯◯トレーニングをやりましょう!」ではなくて、「あなたの場合は、こういった問題があり、そこを修正するために、こういったエクササイズが必要なので、このエクササイズを行いましょう。」というのが、本来だと思うんですよね。
そのために、必要なのは、評価であり、評価するための"知識"であり、評価するための"目"であり、それらを修正するための"引き出しの多さ"ではないかと思います。
今回のDNSの講師のMartinaとBenの視る目と、それらを修正するキューイングのバリエーションの豊富さには関心するばかりでした。
2日間、8時〜19時という過酷なスケジュールでしたが、参加者の皆様のハイレベルな方々ばかりで、とても楽しく、良い学びの機会となりました!
今週末も、Sports Cource2がありますので、再び20時間缶詰状態で学んできます(笑)
それでは、また(^^)
パーソナルトレーナー
五木田穣