Your Best Solution代表/パーソナルトレーナーの五木田です。
クライアントや読者の皆様からいただいた、素朴なご質問等を記事にする形でお答えしていきます。
「サウナは痩せますか?」
まず、「痩せる」の意味合いを考えなければいけません。
「痩せる=脂肪燃焼」と考えているのであれば、痩せません。
「痩せる=体重が落ちる」と考えているのであれば、一時的に痩せます。
汗をかいた分だけ、体水分が減りますので、サウナからあがった直後は体重が落ちています。
でも、水分を取れば体重はすぐに元通りです。
サウナで汗をかくことと、汗をかいて脂肪燃焼することは、違います。
汗をかく=脂肪燃焼ではありません。
サウナで汗をかくのは、熱くなった身体の表面温度を下げるためにかいているだけで、
身体の中で脂肪が燃焼しているわけではありません。
汗で身体の熱を冷やす原理を、「気化熱」と言います。
液体は気体に変わる時に、周囲から熱を奪うのです。
「打ち水」と言いますが、真夏に庭や道に水をまくと、少し涼しくなります。
これは、「気化熱」を利用した生活の知恵と言えます。
風邪を引いたら汗をたくさんかきますね?
これは、身体の中で免疫とウイルスが戦い、熱が発生しているからです。
その熱を冷やすために汗をかくのです。
風邪をひいて汗をかくのは、身体がウイルスと戦ってくれているからです。
サウナで汗をかけば、体重は落ちますので、一見痩せたように感じるかもしれません。
実際のところは、水分がでていっただけ、水分を摂れば元通りです。
それで体型が良くなることはありません。
では、「水分補給しなければいいのでは?」と思う人もいそうなので書いておくと、
サウナに入り、水分補給をしなければ、脱水症状を起こし、熱中症になる危険性があります。
血液の成分は、水分がほとんどですから、水分を取らず、水分が不足すれば、
血栓を作りやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞などを起こす危険性があります。
人の身体は60%ほとが水分です。地球上には、水分があったから生命が誕生したのです。
水分が足りなければ、身体の各器官に大きな影響を及ぼしてしまいます。
水をがぶ飲みしたら、一時的には体重は増えますが、水は排尿されれば、体重は元に戻ります。
つまり、
水分を摂ることと出すことは、体重の増減(脂肪燃焼)には、あまり関係性がないといえます。
サウナでは、痩せません。
しかも、入り方を間違えれば命の危険性もあるのです。何事も正しいやり方で行う事が必要です。
では、まとめましょう。
- サウナに入っても痩せない。スタイルは良くならない。
- サウナに入って体重が落ちるのは、汗をかいて水分がでたから。水分を摂れば元通り。
- 汗をかく=脂肪燃焼ではない。
- 人の身体は約60%が水分。水分が不足することは命の危険性をまねく。
ご質問いただいた内容に関して、記事にしてお答えします。
皆さんの「気になる」が「記になり」ます。
お気軽に、ご質問、コメント下さいませ☆
記事を読んで、「参考になった!」と思いましたら、ぜひ、いいね!をお願いします。
Your Best Solution代表/パーソナルトレーナー
五木田穣