千葉から沖縄に移住したパーソナルトレーナーの五木田です。
デュアルライフを実践中。ボヘミアンな働き方をしています。
「体がかたい」とか「体がやわらかい」
という表現を使うことがありますが、
そもそも、体に対して「かたい」「やわらかい」という表現は適切なのでしょうか?
お品書き
硬い?固い?堅い?どれ?
「かたい」には、硬い、固い、堅いなどがありますが、
それぞれのニュアンスを調べてみると、、
硬い:力強い様子や、または、こわばってぎこちない様子。
固い:全体が強くまとまりがある、しっかりと固まっている状態。
堅い:中身がしっかり詰まっている様子や、手堅く確実な様子。
「硬い」とは?
「硬い」は、硬い石、硬式ボールなど「物質的な硬さを表す」」ことが多いですね。
また、硬派な男とか、緊張して硬くなったとか「精神的なかたさも表す」ようです。
「固い」とは?
「固い」は、頑固である、固執する、固い決意など、
こちらも「精神的なかたさを表す」ときに使われるようです。
「堅い」とは?
「堅い」は、堅実である、身持ちが堅いなど、やはりこちらも「精神的な硬さを表す」ようです。
でも、堅いパン、堅い果物のように、食品の「材質的なかたさを表す」ときにも使われるようです。
また、手堅いね〜とか、勝利は堅いなど「安定感を表す」ニュアンスもあるようです。
いずれにしても、
「精神的なかたさ」が「体のかたさ」に影響していそうですよね。
むしろ、「物質的な硬さ」や「材質的な堅さ」というのは、
いわゆる「体がかたい」という表現のニュアンスに一致しないような気がするのは私だけでしょうか?
「かたい」の対義語から対処法を考えてみる
さらに考察を深めてみて、それぞれの対義語から「かたい」を考えてみたいと思います。
硬い ⇔ 緩い
固い ⇔ 軟らかい
堅い ⇔ 脆い、弱い
のようです。
「硬い」を緩めるには?
一般的に「体がかたい」と表現されるときの「かたい」は、
「硬い」という表記がほとんどですが、これって、精神的な緊張からきていそうです。
「体が硬い」のは、
緊張してこわばっている状態、脱力出来ていない状態。
いわゆる
「ストレッチ」は伸ばすことですから、
「硬さをとりたい」なら、ただ伸ばせばいいわけではないのでは?
という疑問が湧いてきます。
であれば、「体が硬い」人に対しては、まず脱力の仕方を覚えること。
そして、緩める必要があるのではなイカと考えています。
それに対しては、精神的な原因が考えられますので、
ただのストレッチではなくて、精神的なもの、考え方や思考のくせに対して
アプローチする必要があるかと思います。
脱力に関しては、こちらの過去記事を参考にしてください。
「固い」を「やわらかく」するには?
また、「やわらかい」には、柔らかい、軟らかいがありますが、
こちらもそれぞれのニュアンスを調べてみると、
柔らかい:力を加えても形が元に戻るもの。
ふんわりしている。しなやかである。穏やかである。
軟らかい:力を加えると形が元に戻りにくいもの。
手応えや歯応えがない。緊張や硬さがない。
確かに、
体がやわらかい方は、ふんわりしていて、
しなやかな動きをしていて、穏やかなイメージ
があります。
こちらも、精神状態が表れているような気がしますね。
穏やかな人ほど、体が柔らかいし、しなやかで、佇まいがふんわりしているような感じがします。
体をやわらかくしたいのであれば、まず考え方、心の状態を柔らくした方が良さそうです。
それと、「手応えや歯応えがない」というニュアンスから考えると、
体もただやわらかければいいというものではなさそうですよね。
しなやかさの中にも強さが欲しい、軸や芯となるものが欲しいところです。
「堅い」を脆く、弱くするには?
これは、必要ないですね(笑)脆く、弱くなんてする必要はない。
でも、堅すぎる人にはならないように気をつけたいところです。
豆知識じゃなくて、亀知識
ちなみに、亀の甲羅って元々何か知っていますか?
肋骨です。
肋骨が硬くなりすぎて、可動域制限が著しいですね。。
肋骨が動かなかったら、深い呼吸はできません。
亀って手堅いイメージありますけど、「硬い」だけかもしれないですね〜笑
本日もお読みいただき、ありがとうございます。
こちらも合わせて、お読みいただけると良いかと思います。
それでは、またやーさい!
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