千葉から沖縄に移住したパーソナルトレーナーの五木田です。
デュアルライフを実践中。ボヘミアンな働き方をしています。
2年目がスタートした『高野山心の相談員養成講習会』。
1回目、2回目、3回目、4回目の講義をオンラインで受講し、今回5回目を高野山で受講してきましたので、その記録です。
お品書き
高野山心の相談員養成講習会について
2019年の5月から『高野山心の相談員養成講習会』を受講しております。
心の相談員養成講習会は、2年間ありまして、1年目の講義が終わりました。
過去の受講記録は、こちら↓。
2年目の予定だった2020年度は、コロナ騒ぎで中止となりまして、
今年は、オンラインで開催されることが決まりました。
ですが、最後の講義は、現地で開催されるとのことで、11月末に高野山に行ってきました
テーマは「動作法」と「身体ケア論」でした。
11月25日:移動日
前日入りするために、那覇から伊丹空港へ、ひとっ飛び。
からの、伊丹から難波駅まで、バスで1本!なんて楽なんでしょう。
宿泊:アムザ(難波)
高野山へは、南海難波駅から電車で向かいますので、難波駅に宿泊することにしました。
約2年ぶりの宿泊となりました。難波にきたら、ここに泊まります。
11月26日:講義1日目と高野山巡りと宿坊
さて、講義は午後からですが、せっかく高野山まできたのだから、高野山を巡りたい。
なので、高野山を巡ろうと早朝から移動しました。
朝の方が人も少ないし、気が良いですからね。
しかし、道中、紅葉を観ながら終始ニヤけてしまいました(笑)
なぜかって、沖縄にはない紅葉。四季の楽しみ。彩り。香り。山奥の澄んだ空気。四季と自然を堪能する旅はこれからもしていきたいなぁと思いました。ウキウキワクワクしました♪
今まではあって当たり前だったのものが「ない」環境にいくことによって、「ある」ことの有難みが分かる。自然の美しさよ。素晴らしさよ。あって当たり前って、実はないんだよなぁ。
沖縄の自然もいいけど、日本の、大和の、何千年も続くこういう自然も素晴らしく良い。ありとあらゆるものは、存在しているということが奇跡的なことですし、土地土地で魅力が変わる。
なおかつ、それがいつまでも続くわけでもない。
あぁ、なんて素晴らしいんでしょうか。
あぁ、なんて有難いんでしょうか。
…なんてことを思いながら、高野山駅へと到着しました😁
奥の院
高野山駅からバスに乗り、観光協会案内所でおりました。せっかくですから、高野山の「気」をいっぱい味わいたい。なのでできるだけ歩きたい。でも、歩くには、キャリーは邪魔なのでコインロッカーに預けました。
そこから、奥の院の入口の「一の橋」まで行きました。
(だいたい10分くらいですかね)
一の橋の入口から奥の院まで、だいたい15分くらいです。
奥の院は、弘法大師空海が禅定している場所であり、これは行けば分かりますが、異次元な空間です。気が違う。ここは本当に凄い。
まるでタイムスリップをしたかのような感覚になります。
ちなみに、真言宗的には、空海は死んでません。今も坐禅し続けている(禅定と言う)ということになっていまして、実際に、その場に近づくとさらに異次元な空気感を感じます。分かる人には分かる。
そんな弘法大師空海様がいらっしゃる御廟前でご挨拶していたところ、凄い光が降りて来ました。その後、その場にある椅子に座って瞑想をしたら、やはり凄い光が降りてきました。
声は聴こえませんでしたが、何か強いものを受け取ったようです。何かはわかりませんが。
何かピンとくるものがあったので、御守を授かってきました。
高野山真言宗では「共生」という教えが大切にされています。すべてのいのちは平等であり、尊厳がある。私自身も「自立と共生」というテーマで活動しておりますが、心に刻むために常に身につけていようと思い、頂いてきました。
お昼:山菜そば
ゆっくり歩きながら、戻ってきまして、早めのお昼ご飯に「山菜そば」をいただきました。
沖縄では味わえない「山菜そば」。
精進料理は、宿坊でいただけるので、お昼はお蕎麦をいただきました。
金剛峯寺、根本大塔、金堂、大師教会
お昼を食べ、休憩したあとは、金剛峯寺へ。高野山真言宗の総本山です。
根本大塔。高野山真言宗のシンボル。これを観ると高野山にきたなって感じがします😁
お寺の中に神社’。御社(みやしろ)。高野山の鎮守です。神仏習合。
大師教会。講習会の会場はこちらです。
講義:動作法
午後からは、講習会。この日のテーマは「動作法」でした。
2年前にも一度受講していますが、動作法とは、「臨床動作法」のことで、「身体心理学」の知見になります。
一言で言えば、「体が緩むと心も緩む」的な考え方であり、私が日頃伝えている内容と全く一緒でした。「脱力」「呼吸」「ととのえる」などでお伝えしている内容です。パクられたんじゃないかと思うくらい、一緒です(笑)
身体心理学でも、東洋医学でも「心身一如」と考えます。心と体は常にセットである。
また、英語には、motion(動き)と、emotion(感情)という単語がありますが、英語でも、心と体が一体であるということを伝えてくれています。「心」とは、「動き」なんだよと。
「臨床動作法」は、心理学の人が動作を変えると心が変わることに気がつき、深めていった知見です。一方、私は、運動指導者またはセラピストとして、動作やアライメントを変えると、心が変わるということに気がつき、知見を深めてきました。
昨日の気づきは、実技の内容は、明らかに私がやっている内容の方が、体を緩ませるのが早く、心もゆるませることが早いということ。なぜなら、解剖学的理解と、運動学的理解が、明らかに心理学をベースとしている方より深いから。つまり、当たり前といえば当たり前ですが、この分野に関しては、私の方が専門家なんです。
なので、どうすれば体が緩むか、どうすれば体が動きやすいかを知っている。
そして、どうすると心が不快で、体が緊張するかを知っている。
だから、教えてもらった実技より、より効果的なアプローチを知っている。
実技内容を大きく外れない範囲で、ペアを組んだ方をとことん緩めて、ととのえてあげたところ、先生より明らかに効果的で、気持ちよかったということで、感動されました(笑)
(受講者としては、よくない態度ですけどね)
講義内容に関しては、とても満足していて、私がお伝えしていること、普段やっていることは、明らかに質が高いという自信、確信が持てました。 長年、積み重ね探求してきましたからね。
心が緊張すると、体も緊張し、体が緊張すると心も緊張する。
心が緩めば、体も緩むし、体が緩めば、心も緩む。
「心」が緊張しないようにアプローチするのが、「思考」に対してであり、「脳」に対してです。
「体」に対してアプローチするのが「動作」であり、アライメントをととのえる施術や「脱力」、「呼吸」などの身体操作法です。
体を安定させると、心も安定する。
心が不安定だと、体も不安定になり、体が不安定だと、心も不安定になる。
それを、心からアプローチをかけるのか、体からアプローチをかけるのかの視点の違い。
とにかく、ゴールは心と体を「安定させる」ということ。
「安定は安心」につながり、「安心は安定」につながる。
良い学びと気づきの時間となりました。
宿坊:金剛三昧院
講義が終わり、宿坊へ。
今回は、高野山とのご縁のきっかけとなった金剛三昧院さんに宿泊しました。
お部屋は、こんな感じ。
夕食の精進料理。
お布団。
静かで良い環境なので、「じぶん会議」を開きました。この日の講義の内容、高野山という環境、精進料理、、これからやりたいこと、やるべきことが明確に定まりました。
旅先で「じぶん会議」を開くのは、定番となっています😁
11月27日:講義2日目と高野山三昧
この日の高野山の朝は、3度でした(笑)沖縄では絶対にあり得ない気温。
寒すぎて笑えてくるのと同時に、懐かしい!という感覚と、キンと冷えた空気もいいなぁと感じました。
金剛三昧院
朝のお勤め(読経)に、本堂へ。雪降ってきました(笑)
ここのお寺の御本尊に愛染明王がいらっしゃるのですが、ご縁を繋ぐと言われている仏様であり、まさに!と思って、なるほどなぁと思いまして、お礼をお伝えしてきました。
その後、境内を散策。
金剛三昧院といえば、多宝塔。重要文化財。北条政子が源頼朝が亡くなった時に、創建したとされます。高野山で現存する最も古い建立物(1223年)であり、多宝塔としては、滋賀県大津市の石山寺に次いで2番目に古いんだそうです。
経蔵。こちらも重要文化財。多宝塔と同時期に建立されたそうです。
四所明神社。こちらも高野山の鎮守が祀られています。神仏習合。
御神木。
部屋に戻ったら、朝食が用意されていました。
少しゆっくりして、2日目の講義に向かいました。
講義:身体ケア論
この日のテーマは「身体ケア論」でした。
講義内容は、前日の「動作法」と合わせて、関連性が非常に高く、前日の講義、じぶん会議の内容に合わせて、どんどんアイデアが湧いてくるのと、より自分の中の理論がまとまり、明確にハマってきました。
私は、クライエントに依存することなく、自立してほしいという観点から、身体に対するセルフケア、セルフコンディショニング、セルフメンテナンス法をお伝えしておりますが、
ここに、「脳(思考)」「こころ」や「自律神経」「五感」などの視点をさらに加えて行くことで、よりよい価値が見出せそうだと思いました。自分がどのように世間の役に立てるか、より具体的なイメージが湧いてきました。
また、直接人と対面する演習を通しての実体験は、オンライン講義ではなかったもので、人とのつながり、関係性が発生するからこその、心の反応であり、それと同時に発生する身体の反応だなと改めて思いました。
で、講義を聴いていてふと思ったのが、自分の理論(積み上げてきた知識と技術)をアップデートしてきて、だいぶ進化してきたなぁという実感。今は、五木田5.0くらいだなと(笑)で、思いつくままメモ。
- 五木田1.0 筋肉
- 五木田2.0 呼吸、姿勢、動作
- 五木田3.0 感覚、思考
- 五木田4.0 脳、神経、心、内臓、東洋
- 五木田5.0 スピリチュアル、高次元
ここ12年で段々と固めてきて、今は、4.0〜5.0くらいで、その土台を固めて行ってる感じですね。五木田ピラミッドの土台は、やはり運動指導者上がりですから、筋肉(からだ)にあるのは間違いありません。Your Best Solution(最善の解決方法)を提供するために、だいぶ視野が広がってきました。
そんなわけで、とても充実した学びの機会となりました。
お土産探し
講義終了後は、お土産を探しつつ、プラプラしました。
まずは、線香を買おうと、「高野山大師堂」さんへ。
線香ってすごいなと思うのが、自宅で焚いているわけですが、自宅が高野山になる。
線香の香りを嗅ぐと、時間と空間を超えて、高野山に意識が飛んでいくんですよね。
線香が燃えると、灰と煙と香りになるわけですが、分子であり、量子です。目に見えなくなります。遺体も焼かれれば、分子となり、量子になります。つまり、「あの世」に行く。5次元の世界に行く。仏壇に線香をあげますが、線香とは4次元の世界と5次元の世界をつなぐ架け橋なんだなと。
なんてことを、思いました。
続いて、高野山名物のやきもちを買いに「上きしや」さん
美味でした✨
その後、下山し、難波から翌日の仕事のために三重へと向かいました。
続きは、別途記事にします。
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それでは、またやーさい!
那覇市内の自宅より
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