クライアントや読者の皆様からいただいた
素朴なご質問にお答えするQ&Aブログを更新致します。
さて、今回のご質問はこちら。
「水太りとは、何ですか?」
「水太りして太った」なんて良く聞く言葉です。
「水を飲んで太る」という事があるんでしょうか?
ではまず、「水太り」という言葉を考えてみたいと思います。
水にはkcalはありませんので、脂肪になることはあり得ません。
水を飲みすぎて太る(体脂肪が増える)ということは、生理学上あり得ません。
「水を飲むと、顔とか脚がパンパンになるんです」という方もいるでしょう。
でも、これは太ったんでしょうか?
脂肪が増えたんでしょうか。
いえ、これはただの浮腫みです。
浮腫みとは、細胞組織の液体(細胞間質液)と血液の圧力バランスが崩れ、細胞組織に水分が溜まって腫れている状態のことです。
簡単に言えば、浮腫みとは、リンパ液と血液の流れが悪くなり、滞っている状態、新陳代謝が悪い状態です。
人体の約60%が水分で、体重の40%が細胞内液、体重の20%が細胞外液です。
細胞外液の、細胞間質液(細胞と細胞の間にある水分)は、体重の15%、
血液(血漿)は、体重の5%です。
この体重の15%相当の細胞間質液が、何らかの理由で増加してしまっている状態が、浮腫みです。
つまり、水太りとは、浮腫んでいる状態のことで、太った(体脂肪が増えた)わけではありません。水を飲んでも、太りません。
ここの認識はハッキリしておきましょう。
水太り、浮腫みの解消法については、別の機会に持ち越します。
では、まとめましょう。
- 水にはkcalがないので、水の飲み過ぎで太る事はあり得ない。
- 水を飲んだ分だけ一時的に体重は増加するが、排泄されれば元に戻る。
- 浮腫みとは、何らかの理由で、血液とリンパ液の流れが滞ってしまっている状態である。
- 水太りとは、浮腫んでいる状態の事で、太った(体脂肪が増えた)わけではない。
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心と身体の問題を整理して解決に導く
五木田穣
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ダイエットコンシェルジュ様から、「あなたが走っても走っても痩せない理由はコレ!運動とダイエットの関係性とは」といった内容で取材を受けましたので、私の考えをお伝えさせいただきました。
特集「~知っておきたい身体の機能~呼吸と運動の関係」において、DNS、FMSといったメソッドを中心に呼吸と運動の関係についての解説とエクササイズ監修をさせていただきました。
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