
キレイな姿勢と動けるカラダづくり専門の
千葉のパーソナルトレーナー五木田です。
先日、こんな記事を書きました。
人は、目の前の人が話した言葉を直接聴いて理解しているのではなく、
聴覚がキャッチした情報を自分の脳が解釈・意味づけし、
解釈・意味づけした自分の声を聴いている。
そんなお話でした。
さらに言うと、
基本的に人は、人の話を自分の都合の良いようにしか解釈しません。
言い換えると、自分にとって大事なことしか記憶しようとしません。
パーソナルトレーニングを行っていても、
先週何をやったか、詳細を覚えていないことが多々あります。
例えば、ストレッチポールを使用して、
ベーシックセブンという7種目を紹介したとして、
翌週になってみると、だいたい2種目くらいしか覚えていません。
それは、自分でやってみて、
気持ち良いと感じたもの、これはいいわと思ったもの、
自分にとって重要だと思ったものしか覚えようとしないからです。
でも、人は、そもそもそういう生き物みたいです。
エビングハウスの忘却曲線によると、
人は、1日で74%忘れてしまうそうです。
20分後には、58%しか覚えていない。
1時間後には、44%しか覚えていない。
1日後には、26%しか覚えていない。
1週間後には、23%しか覚えていない。
1ヶ月後には、21%しか覚えていない。
人って、そんなものです。
自分にとって必要だと思ったものだけ覚えていく。
その時に、あまり印象に残らなかったから、忘れてしまう。
だから、言われたことを全部覚えていないのが普通です。
1週間経って20%程度覚えていればそれでいいんです。
聴いた話を忘れてしまっても気にする必要はありません。
でも、効果的に記憶していくためには、学習していくためには、
復習をする必要があります。で、その復習はできるだけ早い方がいい。
パーソナルトレーニングを週1回受ける場合でいうなら、
次のセッションまでに、自分でトレーニングを1回でも2回でもできれば最高。
(した方がいいというだけであって、しなければいけないわけではありません)
また、完璧を求めないで、どんどん間違えた方がいい。
トライ&エラーでどんどんやった方がいい。
間違えた方が、それが大事だと思い、記憶に残りやすい。
だから私は、食事の指導をする場合も、
これを食べてください、これは食べちゃダメです
みたいな指導は一切しません。
PFCバランスなど、必要最低限の知識を随時お伝えし、
自分で考えて、選んでみてもらう。
それに対して、赤ペン先生的に、
「ここはこうした方がいいかもですね」「これはこういう理由だからよくありません」
といった風に修正していく。そっちの方が自分の身になる。
自分の身になれば、自分で考えて、これからもやっていくことができる。
そうすれば、ダイエットとか無縁になる。リバウンドとかしなくなる。
人は、自分の都合の良いようにしか解釈しない。
それは悪い意味ではなくて、そもそもそういうものだから、
真理をよく理解し、応用していくことが大切かなと思っています。
その解釈も人の思考の癖によるので、
なんでもかんでもマイナスに受け取ってしまう人もおりますが。
本日もお読みいただき、ありがとうございます。
それでは、また!
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本質、真理を追い求める
パーソナルトレーナー
五木田穣
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岩田松雄リーダーシップスクールのインタビュー記事です。
ダイエットコンシェルジュ様から、「あなたが走っても走っても痩せない理由はコレ!運動とダイエットの関係性とは」といった内容で取材を受けましたので、私の考えをお伝えさせいただきました。
特集「~知っておきたい身体の機能~呼吸と運動の関係」において、DNS、FMSといったメソッドを中心に呼吸と運動の関係についての解説とエクササイズ監修をさせていただきました。
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