千葉のパーソナルトレーナー五木田です。
先日、Twitter のメッセージで、専門学校の学生と思われる方から、質問をされました。
以下は、そのやり取りです。
学生:「資格の事でお聞きしたいことがあるのですが、◯◯という資格と、△△は内容は似ているのでしょうか?」
五木田:「内容は違うものですよ?」
学生:「2つとも取っておいた方が良いですよね?」
五木田:「何のためにかによると思いますが?」
学生:「お忙しい中、ありがとうございました」
こんな感じのやり取りでした。
熱心に質問してきてくれるのはいいんですが、そもそも、その◯◯と△△という資格を私は持っていませんし(苦笑)、その質問をわざわざ私にしてくる意味も、資格を取りたい目的も分かりません。。この質問のされ方だと答えようがないんですよね。。
ちょっと気になる出来事でしたので、補足として考えを記しておきたいと思います。
■質問の仕方について
そもそも、その資格は何のために取りたいのでしょうか?
※ちなみに、◯◯とはSAQ、△△とはアディダスパフォーマンストレーニングです。
質問をするなら、
・今どんな活動(指導)をしているのか
・今どんな勉強をしているのか
・指導(したい)対象はどんな人なのか
・将来どうなりたいのか
せめて、この辺りの条件を教えてくれないと、質問に答えようがありません。。
この資格を取りたいという目的がわからないので、取った方がいいかなんて分かりません。
目的によっては取っておいた方がいいかもしれませんし、目的によっては、必要ないかもしれません。
現在の状況によっては、取っておいた方がいいかもしれませんし、現在の状況によっては、必要ないかもしれません。
まだ学生ですし、色々な勉強をした方がいいと思うので、あらゆる分野の知識を学ぶために講習を受けに行くのはいいと思います。
でも、資格を取ればいいのかというとそうではありません。
■資格はあればいいのか?
私自身、プロフィールにも記載してある通り、資格自体はけっこう持っています。
確か載せてないやつもあったと思います。
これらはただ資格が欲しくて取得したわけじゃないんです。
それらを取得した目的や意図があります。
勉強した結果として、たまたま取れてしまったものもあります。
・全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)
・日本トレーニング指導者協会認定トレーニング指導者(JATI-ATI)
・トリガーポイントパフォーマンスセラピーベーシックインストラクター(TPPT-BASIC)
・FMS(Functional Movement Screen)Level1&2認定
・DNS(Dynamic Neuromuscular Stabilization) SPORT COURSE 1&2修了
・Tecnica Gavilan(テクニカガビラン)認定
・リアラインデバイス全認定
・日本赤十字社救急法救急員
・中学高校教員免許(保健体育)
・初級障害者スポーツ指導員
・千葉県社会体育公認指導員
・日本コアコンディショニング協会認定ストレッチポールベーシックインストラクター
・日本体育協会認定スポーツリーダー
・AJINOMOTOアミノ酸スポーツマイスター
これらは、実際に私が持っている資格ですが、、
どうでしょう?
一般の人からみたら何が何だかさっぱり分かりませんよね(笑)
載せている理由は「なんかすごそう」「なんかしっかりしてそう」「勉強熱心なのかな」みたいに思ってもらえればいいかなと、そんな感じです(笑)
ある程度の知識があるという証明にはなりますかね?
これらを記載していたところで、一般の方からしたら、何をしてくれるのか、どんな効果が得られるのか、よく分からないですよね。
資格なんてそんなものです。
例えば、同じ資格を持っていたところで、パーソナルトレーナー活動歴10年の人と、2年の人では、提供できる価値が全く違いますからね。
大事なのは、資格の数ではなく、実際の指導力、そして人間性かと思います。
なので、単純に資格をたくさんとって、羅列したところであまり意味はないでしょう。
■何のために学ぶのか?
資格を取るのは「手段」であり「目的」ではありません。
・その資格を取る目的は何なのか?
・何のためにその勉強をするのか?
・今見ているお客様のために、この知識が必要か?
・将来みたいお客様のために、この知識が必要か?
資格は、勉強した結果、副産物的に得られるものであって、取ることを目的とするのは本質的にはおかしいと思います。
私も、今年度中に新たに資格を取得する予定がありますが、、
それらは、今みているクライアントの皆様や、今後みることになるであろう皆様に、より良い価値を提供するためであって、資格を取ることが目的ではありません。
最近、資格が乱立しているのが、トレーナー業界、フィットネス業界です。
今年から海外でしか受けれなかったセミナーもたくさん受けれるようになってきています。
新しい資格が出ると、食いつきたくなるのも分からなくもないですが、
その資格を取得すること(その勉強をすること)が、
・自分にとって(自分のお客様のために)必要なのか?
・その資格を取るために投資をした分の回収が見込めるか?
は、考えていきたいですね。
ただ勉強したい、知識を得たい、資格を取りたい、ってただの自己満足ですからね。
また、資格取得の機会が増えると、各種資格を持っているのが当たり前の時代になってくるでしょう。
あらゆる資格を持っていることが、特別なことではなくなっていくと思います。
実際に、今はまだパーソナルトレーナーという職業の認知は低いですが、だんだんコモディティ化が進んできているように思います。そうなると価格競争ですよね。
どう差別化をしていくか。その違いをどう顧客に認知してもらうか。
最後に残るのは、「ホンモノ」だけかなと。
資格を取ることで満足することなく、様々な勉強をして得た知識を、どう自分の知恵にして展開していくかが重要になってくるのではないかと感じています。
■最後に。
今回質問してくれた学生ですが、メッセージ返答後にフォローが解除されてしまいました(笑)
この記事が届くかどうかは分かりませんが、もし見てくれたのなら、何か響くものがあればいいなと思います。
パーソナルトレーナー
五木田穣
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ダイエットコンシェルジュ様から、「あなたが走っても走っても痩せない理由はコレ!運動とダイエットの関係性とは」といった内容で取材を受けましたので、私の考えをお伝えさせいただきました。
特集「~知っておきたい身体の機能~呼吸と運動の関係」において、DNS、FMSといったメソッドを中心に呼吸と運動の関係についての解説とエクササイズ監修をさせていただきました。
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