千葉県のパーソナルトレーナー五木田です!

クライアントや読者の皆様からいただいた素朴なご質問等にお答えするQ&Aブログを更新致します。

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前回に引き続き、

「基礎代謝を高めるためには、何をしたらいいですか?」

コチラの質問に関して、数回に分けてお答えして行きます。

 

まずは、前回の復習です。

  • 基礎代謝とは、体温を保つ、呼吸をする、心臓を動かすなど、さまざまな生命活動のために常に使っているエネルギーのことである。
  • 基礎代謝の大半を占めるのが内臓であり、内臓の機能を高めるため(低下させない)には、筋肉量を増やす事より、内臓にスポットをあてたほうが効率的である。
  • 内臓の機能を高める(低下させない)ためには、自律神経の働きを整えることと、内臓に負担をかけない食品を摂取するようにすることが大切である。

 

内臓の機能を高める(低下させない)ためにするべきことは、

①自律神経の働きを整える
②内臓に負担のかけないものを摂取する

の2点が重要です。今回は、この2点について書いて行きます。

 

■自律神経の働きを整えよう

内臓は自律神経支配の器官であり、自律神経の影響を大きく受けます。なので、自律神経の働きが乱れるような生活を送っていると基礎代謝は低下すると考えられます。

まず、不規則な生活習慣は乱れやすいです。できれば、規則的に生活する。できなければ、不規則の中でも規則的に生活する。これを心がけることが大切です。

また、自律神経は「ストレス」を受けると乱れやすいです。「ストレス」というと、精神的なものをイメージするかもしれませんが、それ以外にもたくさんあります。

「ストレス」とは、もともとは物理学の用語で「物体の外側からかけられた圧力によって歪みが生じた状態」を指します。つまり、何か身体に影響を与えるものは、全て「ストレス」です。

例えば、天気、気温、湿度、気圧、騒音、光、空気、臭いなどもストレスですし、就職、転職、転勤、残業、夜勤、昇進、セクハラ、パワハラ、失恋、結婚、離婚、妊娠、出産、引っ越し、ご近所付き合い、上司、部下、同僚、友人、取引先、親しい人の病気や死別、、などもストレスです。あげればきりがありません。

他にも多々ありますが、「ストレス」を受けていることを自分では自覚していない場合が多いです。

気づかないうちに「ストレス」を受けていて、自律神経が乱れ、基礎代謝が低下している場合があります。この場合は、低体温、肩こり、冷え性、不眠症、月経不順、疲れやすい、疲労が取れにくい、あまり汗をかかない、少し食べただけで太りやすい、顔色が悪い、血圧が低い、等の症状があると言えます。

つまり、ストレスが原因で基礎代謝が低下している場合があります。
この場合、筋肉をつけて基礎代謝を高めようという手段は的外れということになります。
※筋トレすることでストレス発散になるというのも考えられますが。

大事なことは、「ストレス」とは戦わないことです。ストレスをどうにかしよう!ストレスを発散しよう!という発想だと、自律神経の交感神経が優位に働きすぎる可能性(興奮状態)があり、「ストレス」をうまく回避する、コントロールしていくことが大切です。

最後に、自律神経は姿勢の乱れの影響を大きく受け、不良姿勢は内臓の機能も低下させます。

運動としては、筋肉を鍛えることにスポットをあてるよりは、姿勢の改善にスポットをあてた方が良いかと思います。

他にも、エアロビクスやダンスなどのリズム運動、ヨガなども自律神経の働きを整えるために有効と考えられます。

※自律神経については、別途また記事にします。

 

■内臓に負担をかけるような食べ物、飲み物は避ける

基礎代謝の大半を占めるのは、内臓です。内臓の機能が低下すれば、基礎代謝は下がると考えられます。基礎代謝を下げないようにするには、内臓に負担をかけるような食べ物、飲み物を避けることです。

例えば、アルコール。アルコールを分解、排泄するために、肝臓と腎臓に負担が強いられます。慢性的な飲酒は、肝臓と腎臓の機能を低下させ、基礎代謝が低下することが予想されます。

脂っこい食べ物も、脂を消化、分解するのに、内臓に大きく負担をかけます。

また、食品添加物(保存料、人工甘味料、人工調味料、合成着色料)が多い食品も、内臓に大きく負担をかけます。(というか、身体によくありませんけど)

加工された食品は極力避けた方がいいです。お菓子類、ファストフード、コンビニ、ジュース、インスタント食品、冷凍食品等をよく食べるといった方は、基礎代謝が低くなりやすいと言えます。(というか、身体によくありませんけど)

※このあたりは、別途また記事にしたいと思います。

基礎代謝については、あと1回記事にしたいと思います。

 

では、まとめましょう。

  • 基礎代謝を高めるのにまず必要なのは、「基礎代謝を低下させないこと」である。
  • 不規則な生活習慣は、自律神経の働きが乱れ、基礎代謝は低下しやすい。
  • ストレスを受けると、自律神経の働きが乱れ、基礎代謝は低下しやすい。
  • ストレスには、さまざまな種類があり、ストレスを受けていることを自覚してない場合が多い。
  • ストレスとは戦わない事、うまく避けること、コントロールする事が大切である。
  • 自律神経は姿勢が悪いと乱れやすく、基礎代謝も低下しやすい。姿勢を改善していくことが基礎代謝を高めるためには効果的である。
  • エアロビクス、ダンスなどのリズム運動、ヨガなども自律神経の働きを整え、基礎代謝を高めるために有効と考えられる。
  • アルコール、脂っこい食べ物、お菓子類、ファストフード、コンビニ、ジュース、インスタント食品、冷凍食品等をよく食べるといった方は、内臓に大きく負担をかけ、基礎代謝が低くなりやすい。

 

また、基礎代謝についてもっと詳しく聞きたい、高めるために有効なエクササイズを知りたいと言う方は、エニタイムフィットネス新小岩店で開催するセミナーに、ぜひご参加下さい!

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それでは、また。

 

パーソナルトレーナー
五木田穣

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