「健康」とは「心も体も満たされた状態」のことである。

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五木田穣(Yutaka Gokita)

Your Best Solution代表
心と身体のコーチング。心と身体の問題を整理して、解決に導くプロ。 「体の問題は、心(思考)の問題から発生している」という観点から、運動だけでなく、心(思考)にもアプローチをする珍しいパーソナルトレーナー。 論理的にも、感覚的にもわかりやすい説明と、その人に合わせた段階的なアプローチで、できないことができるようになる指導に定評があり、全国各地から指導依頼や講演依頼が後を絶たない。

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先月のことですが、「心と身体の健康」というテーマで講演をさせていただきました。

 

 

セミナーや講演などをするときは、まず言葉の定義から考えていきます。

今回の場合は、

  • 「心」とは何か?
  • 「身体」とは何か?
  • 「健康」とは何か?
  • 「心の健康」とは何か?
  • 「身体の健康」とは何か?
  • 「心と身体の健康」とは何か?

みたいな感じで構成して、お話したわけですが、

 

その時にもお話した「健康」について改めて記しておきたいと思います。

 

あなたは健康ですか?

「あなたは健康ですか?」と聞かれたら、何と答えますか?

イエスでしょうか?ノーでしょうか?

 

この質問に答える場合、あなたにとっての「健康とは?」という定義によって、

答えが変わるはずです。

 

では、次の質問に全てイエスで答えられるでしょうか?

  • 何か病気はありますか?
  • 体で痛いところはないですか?
  • 前屈して手は床につきますか?
  • 体温は36度以上ありますか?
  • よく汗はかきますか?
  • 食欲はありますか?
  • 運動していますか?
  • よく寝れていますか?
  • 朝の目覚めは良いですか?
  • 快便ですか?
  • 疲れは溜まってませんか?
  • 悩み事はありませんか?
  • 家族との関係性は良好ですか?
  • 友人、恋人との関係性は良好ですか?
  • 学校や会社での人間関係は良好ですか?
  • 経済的に満足していますか?
  • 社会的な地位に満足していますか?
  • やりたいことをやれていますか?
  • 何か我慢をしていませんか?
  • 毎日楽しいですか?

 

いかがでしょうか?全部イエスで答えられる人は、限りなく少ないように思います。

実は、これら全てがイエスと答えられないと、

「健康である」とは言い切れないかもしれないんです。

 

WHO:世界保健機関が定義する「健康」

「健康」とは何なのか?

WHO(世界保健機関)は、次のように定義しています。

Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.(WHO)

健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にもそして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること。(世界保健機関)

この定義によると、肉体的な健康精神的な健康社会的な健康の3つがあり、

そして、すべてが満たされた状態であることを健康と言っています。

 

前述した質問は、肉体的、精神的、社会的要素を表してみました。

これらが全て満たされた状態のことを「健康」と言う。。

ただ病気でないとか、運動できるとか、そんな次元の話ではないんですね。

 

続・WHO:世界保健機関が定義する「健康」

さらに、WHOは、1998年に健康について、以下のような提言をしています。

Health is a dynamic state of complete physical, mental, spiritual and social
well-being and not merely the absence of disease or infirmity.

前述の文章に、dynamicspiritualが新たに追加されています。

dynamicは、健康と疾病は別個のものではなく連続したものであり、

spiritualは、人間の尊厳の確保や生活の質を考えるために必要で本質的なもの

という観点から提案されたそうです。

 

肉体的にも、精神的にも、社会的にも、スピリチュアル的(魂が適切ですかね)にも、

満たされた状態を「健康」と言う。そして、それらは表裏一体である。

 

どうやら「健康」とは、ただ運動をするとか、そんなに単純なものではなさそうです。

単一的な視点ではなく、全体的、複合的、統合的、多面的に考える必要がありそうですね。

 

「健康」と「病気」

「健康」ではないことを、「病気」と言います。

「病気」とは、「気の病(やまい)」「気が病む」とか書きます。

 

では、「気」とは何か?「気」がつく言葉も、たくさんあります。

気力。気持ち。気分。気迫。気質。気遣い。

空気。通気。元気。熱気。陽気。覇気。勇気。正気。狂気。

などなど。

 

見えないけれど、確かにあるもの。感じるもの。それが「気」ですね。

上記の言葉に含まれる「気」というものが、悪い状態になったとしたらどうでしょう?

いずれも「気」が悪くなると、体にも影響がありそうですよね。

 

どうやら、精神的な部分、スピリチュアル的な部分がだいぶ関わってきそうです。

 

運動だけでは、健康にはなれない

どんなに運動を頑張って、良い身体になっても、

気持ちの部分、精神的な部分が満たされていなければ、

健康とは言えないのではないでしょうか?

 

例えば、ジムで筋トレを頑張って、かっこいい身体になれたことで、

気持ちも前向きになり、精神的な部分も満たされるかもしれません。

 

でも、会社での立場、家族や友人との関係性などに問題を抱えていた場合、

根本的には精神的な部分で、健康とは言えないかもしれません。

 

気を病み、人間関係のストレスから、

食べることで発散しようとして、太ってしまうかもしれません。

 

その場合のダイエットの原因は、人間関係の問題によるストレスからの食べ過ぎですから、

根本的な問題解決のために必要なことは、人間関係の問題を解決することになります。

運動することでも、食事制限をすることでもありません。

 

運動してストレス発散になればOKじゃないの?って思いますか?

いやいや、ストレス発散になる範囲ならいいですが、ダイエット目的に運動に取り組む場合、

ハードな運動と過度な食事制限です。これ、返ってストレスを増やしてませんか?

 

さらに、多くの場合、そもそも運動が好きじゃなかったり、

夜遅くに運動するとか、休みの日を削って運動するとか、

それらが義務感からくるものであれば、

返ってストレスを増やすことになりかねないのではないでしょうか?

 

働き方が夜勤だったり、長時間と労働だったり、不規則だったり、休みがなかったり、

収入が少なかったり、自由な時間が少なかったり、加工食品ばかり食べていたり、

そんな状態も、常にストレスにさらされていて、健康とは言えないのではないでしょうか?

 

健康づくりは、運動だけでなく、食事の内容もそうですし、

心や、人間関係の問題、生活習慣、思考習慣までアプローチする必要がある

と私は考えています。

 

運動は、健康になるための手段の1つでしかない。

所詮、運動は、健康になるための手段のうちの1つでしかありません。

運動が手段となり得る場合もあれば、そうでない場合もあります。

まず、目的を達成するためには、どんな手段が適切かを考えなければなりません。

 

例えば、大阪に行く場合、

飛行機で行くのか、それは伊丹空港なのか関空なのか。

新幹線で行くのか、自由席なのか、指定席なのか、グリーン車なのか。

高速バスで行くのか、自家用車で行くのか、高速を使うのか、使わないのか。

 

これらの手段はどれもアリですが、

その手段が適切な手段としてなり得るかは、

その人がどんな状態で、何を求めているかになります。

 

早く到着したいのか、移動時間に仕事をしたいのか、睡眠をとりたいのか、

費用を安く抑えたいのか、道中の旅も楽しむのか。

一概にこれという答えなんてないですよね。自分次第で答えが変わっちゃうわけです。

 

だから、「運動しなければ、健康になれない」なんてことはありません。

自分次第で、何が適切かが変わってくるわけですから。

 

「今」の自分にとって、何が必要か?

肉体的な部分なのか?精神的な部分なのか?

社会的な部分なのか?スピリチュアル的な部分なのか?

または、それらの複合なのか?

 

それぞれが別個で存在するわけではなく、全てはつながり、

私たちの身体、私たちの心、私たちの魂、

私たちの生活、私たちの人生を創っているわけです。

 

だから、全体的、複合的、統合的、多面的に捉えた方が良いのではないかと考えています。

 

「手段」が「目的化」してないか?

さらに突っ込んでみると、手段が目的化してしまっている場合も多いように感じます。

健康のために運動をする。これ自体は、まあ良いでしょう。

 

では、いつ運動するの?

仕事終わりの夜遅い時間?深夜?

 

果たしてこれは健康と言えるのでしょうか?

肉体的には元気になるかもしれませんが、

やはり身体の自然なリズムから考えるとおかしくない?と思うわけです。

 

深夜の時間帯に生活するようになったのは、ここ数十年の間の話です。

24時間のコンビニができ始めたのが1970年代と言われています。

最近では、24時間ジムもどんどん増えています。

 

健康を売りにしているはずのフィットネスクラブが、

24時間営業で、深夜の運動を勧めるのはどうなの?って思うわけです。

 

私も前職で24時間営業の店舗で夜勤をしたことがありますが、今考えてもやはりおかしい。

夜勤明けで帰って寝ようにも、陽が出てるので、全然深く眠れませんでした。

なんか身体がだるい。疲れが取りきれない感じ。身体にはよくないと経験的にも思います。

 

どうしたら健康になれるのか?

では、「健康」になるためにはどうしたらいいのでしょうか?

シンプルに「健康とは心身が快適な状態であること」だとすれば、

自分の「好き」を大切にすればいいと思っています。

 

自分が好きなこと、好きなもの、好きな場所、好きな時間、好きな仕事、好きな人。

 

「好き」という感情を大切にし、自分の周りが「好き」で満たされた時に、

あらゆる不安や不安、悩みは消え去り、人は幸せを感じ、

全てにおいて満たされた状態となり、それが「健康」である。

と言えるのではないでしょうか?

 

あなたの周りは、どれだけの「好き」で満たされていますか?


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本日もお読みいただき、ありがとうございます。

 

それでは、また!

 

 

心と身体の問題を整理して解決に導く

五木田穣

 


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