加圧トレーニングの指導を行う事を辞めた、パーソナルトレーナー五木田です。

 

 

私の加圧トレーニングインストラクターの資格の有効期限が、4月末で切れました。ですが、資格の更新手続きは行っていません。

 

 

なので、「加圧トレーニングをやりたい」という方で、この記事に辿り着いた方は、大変申し訳ありませんが、他の方を探してください。

 

 

加圧の資格を更新しない理由に関しては、過去に詳しく書いてますので、下記の2つの記事をお読み下さい。

 

 

①加圧を辞める理由
②加圧トレーニングの効果について

 

 

先日、アメブロの検索ワードを見てみたら、「加圧 成田」とか「加圧 印西」とか「五木田 加圧」とか、終いには「五木田 加圧 辞めます」とか(笑)、「加圧」に関する検索がまだまだ沢山ありました。

 

 

現在は、アメブロからWordPressに移行しており、更新はしていないんですが、今でも平均400〜600アクセスはあります。なかなか、しぶとく検索に引っかかってくれています(笑)

 

 

それを踏まえて、先日久しぶりにアメブロ更新したんですが、少し補足しながら、同内容をこちらにも記しておきたいと思います。

 

 

「加圧トレーニング」に興味を持って、この記事に辿り着いた方は、ぜひこの記事の最後まで読んでいってください。

 

 

◼︎目的に対して、手段があります。

「加圧をやりたい!」という方に、お聞きします。

 

なぜ「加圧をやりたい」んですか?

 

誰かが「加圧は良い」って行ってたからですか?

 

加圧をやりたい理由、目的は何ですか?

 

冷え性だから?
浮腫みをとりたいから?
肩こりだから?
痩せたいから?
筋肉をつけたいから?

 

その目的を達成するには、加圧トレーニングが方法としてベストなんでしょうか?

 

 

多くの場合、そうでないことが多いです。

 

 

個人的には、加圧がベストソリューションになるのは、リハビリの初期段階くらいだと思っています。それ以外は特に加圧でやる必要がありません。やってもいいけど、くらいでしょうか。他にも、いくらでも良い方法があります。

 

 

浮腫み解消や冷え性解消、自律神経の働きを整える、などの目的では、場合によっては、有効な手段となり得ます。実際、そういった場合には、私も指導の中で加圧を活用してました。ベストな手段ではなくても、ベターな手段であるとは思っていますので。状況によっては、人によっては、ベストな場合にもなり得ます。︎

 

 

◼︎加圧は、楽に効果が出る方法ではない。

加圧トレーニングは重いものを持たないので楽だと思ってる方もいらっしゃるようですが、決して楽ではありません。むしろ、きついです。しんどいです。楽して痩せようと思ってるなら、楽して筋肉をつけようと思ってるなら、無理です。これは、加圧だろうが、なんだろうが、楽して痩せる方法、筋肉をつける方法はありません。(薬物を使用すれば、可能ですが、それに対しての代償が大きいです)

 

 

そもそも、ダイエットに必要なのは運動習慣ではなく、生活習慣、食習慣の改善と考えています。

 

 

加圧トレーニングをして痩せた、って方はたくさんいるでしょう。

 

 

でも、

 

 

加圧トレーニングだけをしましたか?
食事の内容気をつけませんでしたか?
有酸素運動しませんでしたか?
自主トレしませんでしたか?

 

 

こうなってくると、「加圧トレーニングした」と言った方が正確ではないでしょうか?

 

 

◼︎加圧の特徴とデメリット

女性の方でシェイプアップやダイエットを目的でやりたい方は、加圧を行うと、ほぼ確実に腕は太くなってしまいますので、要注意です。実際、太くなってしまったという声も良く聞いてます。そういった方からのご相談を受けたことがたくさんあります。

 

 

腕が太くならないように工夫しながら、加圧トレーニングを行うことはできます。あんまり追い込まないようにしてやればいいんですが、それなら、そもそも加圧やらなければいいじゃん。って思うんですよね(笑)

 

 

もし加圧をしても「腕は太くなりません」とか「腕が細くなります」と言われたら、それはウソです。もし、そう言ってる方がいるのであれば、加圧トレーニングの生理学的メカニズムや、トレーニングに関して理解していないだけと言えます。

 

 

加圧って、四肢(腕と脚)の付け根に専用のベルトを巻いて、血流を制限した状態で行うトレーニング方法です。

 

 

浮腫みがひどい場合は、血流が良くなる事により、腕と脚は細くなるでしょう。

 

 

でも、

 

なぜ浮腫んでいるんでしょう?
血流が悪いから?

 

では、

 

なぜ血流が悪くなったんでしょう?

 

 

そこを考えていかないと、本質的な改善はありません。

 

 

◼︎加圧をやるなら、適切な指導者の元で

加圧の資格って、他のトレーナーの資格より簡単に取れるって知っていますか?トレーナーの資格がなくても、加圧の資格が取れるって知ってますか?血流を制限するというリスクのある方法なのに、加圧の指導資格自体には、救急救命法の資格取得義務がないって知っていますか?

 

 

資格取得に際し、トレーナーの資格取得を目指せば、解剖学や生理学、スポーツ医学など、多岐の分野に関して学びます。それに対して、加圧の資格取得に関しては、加圧の理論についてはやりますが、細かいところは全然カバーしてないんですよね。

 

 

もし、加圧の指導を受けるのであれば、適切な指導者の元で受ける事をオススメします。

 

 

トレーナーの資格も色々あるので、一般の人にはわかりづらいかも知れませんが、加圧の他にNSCA、JATI、NESTAなどの団体の指導資格を有していることが望ましいと個人的には思います。であれば、最低限のトレーナーとしての知識を有していることになりますので。︎

 

 

◼︎最後に

私は、加圧トレーニング自体を否定するつもりは一切ありません。優れたメソッドの一つだと思っていますし、だと思ったからこそ、資格の取得もしたし、指導の中で活用もしてきました。

 

 

でも、所詮メソッドの一つにしか過ぎません。加圧を使わない方が効果が出せることがたくさんあります。逆に、加圧を使うことで、出せなくなってしまう効果もあります。加圧トレーニングは、決して万能なものではなく、特別に優れているわけではないんです。これは、どの他のトレーニング方法やトレーニングツールにおいても言えることでです。万能薬なんてないんです。

 

 

必要によって、活用する程度でいいと思うんですよね。(でも、それに対しての資格維持費が高すぎるのがネックです。)

 

 

目的に対して、手段や方法があります。

 

 

「加圧をやりたい」という人は、目的と手段が逆になっていませんか?

 

 

加圧だけを指導してる人は、全ての目的に対して、加圧という手段を使ってませんか?

 

 

あなたの目的に対して、加圧は手段として、適切でしょうか?

 

 

もう一度考えてみてください。

 

 

と言っても、分からないという方がほとんどでしょうから、悩んだらぜひご相談ください。

 

 

相談は無料で行っていますし、場合によっては、トレーナーの紹介も行なっております。ベストソリューションを共に考えましょう。

 

 

ご相談、お問合わせは、コチラからどうぞ!

 

 

長文、駄文を最後までお読み頂き、ありがとうございます!

 

 

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パーソナルトレーナー
五木田穣

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