腹筋ができないのは、腹筋が弱いから?

キレイな姿勢と動けるカラダづくり専門の

千葉のパーソナルトレーナー五木田です。

 

「腹筋ができません」といった話をよく聞きます。

そもそも、その「腹筋」ってどういう動作のことですか?

 

写真①

シットアップ

こういうやつですか?

 

写真②

クランチ
それともこっち?

 

こっちなら、起き上がれなくて正解です。

ほら、この人も全然起き上がれてないですよね?

 

写真①は、シットアップ

写真②は、クランチという種目になります。

 

この2種目は、腹筋の種目として捉えられていますが、実は違います。

 

簡単に説明して行きます。

一般的に皆さんが、腹筋と考えているのは、こちらの筋肉でしょう。

 

腹直筋

 

 

正式には、腹直筋と言います。

腹直筋は、胸骨と肋骨から始まり、恥骨に付着している筋肉です。

(上の画像の青色の部分です)

 

腹直筋 

 

 

腹直筋が収縮すると、赤色の矢印の方向に身体は丸まっていきます脊柱の屈曲

簡単に言うと、腹直筋の働きは、身体を丸める事です。

身体を起こす事とは違います

 

クランチとシットアップ

下手な絵ですいません。笑

 

身体を丸める事と、身体を起こす事は、

どこの関節の運動かが変わります

 

どこが支点で、どこが力点で、どこが作用点かを考えていきます。


クランチ 

下手な絵ですいません。笑

 

このように、

写真②のクランチの場合は、支点腰椎骨盤帯(緑色の○のあたり)で、

力点腹直筋(赤い部分)

作用点胸椎~頭部の部分(ピンク)と考えられます。

 

シットアップ 
下手な絵ですいません。笑
 
写真①のシットアップの場合は、パートナーが足を押さえます。
 
または、何処かに足を引っ掛けたりして固定します。
 
 
そうする事で、支点足関節(緑色の○のあたり)になり、
力点股関節屈曲筋群大腿直筋、腸腰筋など。赤い部分)、
作用点腰椎~頭部の部分(ピンク)となります。

 

クランチは背中を丸める運動(脊柱の屈曲運動)ですが、

シットアップは、身体を起こす運動(股関節の屈曲運動)です。

 

つまり、身体を起こす事は、腹筋ではなく、 

脚の筋肉(股関節屈曲筋群)がメインで働くという事になります。
皆さんが一般的に考える腹筋運動は、 
股関節の運動なので、厳密には腹筋運動ではありません。
 

なので、腹筋が弱いから起き上がれないという表現は正しくありません

 

ただし、シットアップの時は脊柱が反り過ぎないように、

腹直筋が収縮する事で脊柱を安定させますので、実際は働いています。

 

腹直筋の脊柱を安定させるという働きがうまく機能していないor弱い場合には、

起き上がれないという事もあります。

 

腹直筋の純粋な働きだけ考えれば、

身体を丸くする事が少しでもできれば、腹筋(クランチ)はできています。

 

と言っても、実際のところ。身体の構造はそう単純ではありません。

色々な筋肉が共同しながら働き、動作を完成させています。

単純に腹筋が強いとか弱いとかの問題じゃないんです。

 

最後に、私の好きな動画シリーズをご紹介します。

こうやって視覚的に見た方が、イメージしやすいと思いますので、見てみてください(^^)

 

パーソナルトレーナー
五木田穣

 


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