先月のことですが、法政大学で授業をしてきました。
半期に1回特別講師としてお招きいただいていて、今年度で4年目。
今回は、『赤ちゃん先生』の動きを参考に、
身体の使い方についてお話してきました!
赤ちゃん先生は超合理的に動く!
赤ちゃん先生は何も教えていないのに、最低限の筋力で、約1年かけて立てるようになり、歩けるようになります。赤ちゃん先生は、身体が柔らかく、各関節がこれでもかってくらい良く動きます。
赤ちゃん先生は、最大限の関節可動域と最低限の筋力で動きながら、動作学習をしていきます。その動作学習過程を観察していくと、ものすごく合理的で、効率的に動いているのが良くわかります。
だから、大人が改めて動作学習をする時にも、赤ちゃんの発育発達の過程を考慮し、段階的にエクササイズを組み立てていくと、段階的に、誰でもできなかった動きができるようになっていきます。
とにかく、赤ちゃん先生から学べるところは物凄く多いんです。
あのトレーニングの動きは、赤ちゃんのあの動き。
実は、あらゆる動作は、赤ちゃんの時にやっている動きのパターンと一緒なんです。
例えば、赤ちゃん先生は、生後6ヶ月くらいになると自分の足を掴み、しゃぶるようになります。
これを真似てみると、こんな形になります。
※大人は赤ちゃん先生に比べ、脚が長いので、実際に足をしゃぶることは難しいです。
で、この動きの形を、くるりんぱしてみたら?
前屈に見えませんか?
トレーニング動作で言うなら、デッドリフトに似てます。
背骨をまっすぐに保ちながら、股関節を屈曲(曲げる)といった動作パターンになります。
もう一つ見てみましょうか。
ハイハイの動きです。
真似てみると、こんな感じです。
これも、くるりんぱしてみます。
スクワットに見えませんか?
こちらも、背骨をまっすぐに保ちながら、股関節を屈曲(曲げる)動作パターンになります。
こういう視点で動作学習をしていくわけです。
当日は、そんな解説をしながら、以下の動きをやってみてもらいました。
今回も、和気あいあいとした雰囲気であっという間の授業でした(^^)
普段と違った空気感で、私も楽しんでやらせていただいております!
来年度のオファーもいただきましたので、引き続きお世話になります!
【赤ちゃん先生や動作に関する過去記事】
- 痛みのない身体の使い方〜赤ちゃんから学ぶ呼吸と姿勢と動作〜
- 【報告】名古屋トレーナー勉強会で「脱力」と「発育発達に基づく動作学習」について講演してきました!
- 【報告】ムーブメントベースドトレーニングのセミナーを開催しました!
- 股関節伸展種目としてのスクワットとデッドリフトの段階的学習法。
【動画もあります】
[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=iIhpVcIKSJk[/youtube] [youtube]https://www.youtube.com/watch?v=FAPgUHCwLKo[/youtube]
本日もお読みいただき、ありがとうございます。
それでは、また!
心と身体の問題を整理して解決に導く
五木田穣
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ダイエットコンシェルジュ様から、「あなたが走っても走っても痩せない理由はコレ!運動とダイエットの関係性とは」といった内容で取材を受けましたので、私の考えをお伝えさせいただきました。
特集「~知っておきたい身体の機能~呼吸と運動の関係」において、DNS、FMSといったメソッドを中心に呼吸と運動の関係についての解説とエクササイズ監修をさせていただきました。
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