先日、北松戸にあるキックボクシングアカデミーROOTS様にて、
『呼吸で身体を整える〜呼吸という動作パターンから姿勢と動作を変える〜』
というテーマでセミナーを行ってきました。
6月に行った
『ムーブメントベースドトレーニング〜できない動きをできるようにする段階的トレーニング方法〜』
の続編になります。
前回は「整える使える鍛える」の「使える」の部分の内容だったのですが、
終わった後に、次回は「整える」にフォーカスした内容を行って欲しいという話になり、
今回「呼吸で身体を整える」というテーマのもと、行ってきました。
お品書き
根本的に身体の悩みを解決するために必要なこと
まずはじめに、こんなお話をしました。
「根本的な問題解決をする」ためには、何が必要でしょうか?
私は、クライアントに教育をし、感覚力、調整力を養い、習慣化させることだと考えています。
例えば、あなたの腰痛はなぜ起きているのか?原因を説明し、理解してもらう。そして、腰痛を解消するためには、何をする必要があるのか、そして、それはどうやるのか?を教えていく。その上で感覚力を養っていく。
感覚力とは、例えば、風邪を引きそうだなとか、腰痛になりそうだなとか、肉離れしそうだなとか、ちょっと関節の動きが悪いなとか、筋肉が張ってるなとか、浮腫んでるなとか、事前に気づくことができる能力。自分の身体に対するセンサー、GPSみたいなもの。自分の身体が今どんな状態なのかに気づく能力だと定義しています。
調整力とは、自分の身体の状態に気づくことができた上で、問題が大きくなる前に対処する能力。自分の身体を自分で整えることができる能力。いちいち病院や治療院にお世話になろうとしないで、ある程度までは自分でできるようになること。自分でバランスをとって生きていけるようになること。さらに言えば、病気にならないためには?怪我をしないためには?などの知識を事前に教育していくことで、予防という観点を身に付けてもらうことも必要です。
そして最終的には、習慣化すること。自然とそうなっていること。自然と良い状態が保てるようになること。ここまでくれば、身体の問題は起こらないでしょうし、根本的な問題解決になると考えています。
これは、私のPhilosophy(哲学)であり、mission(使命)です。
身体は整っていますか?
何か運動をする前には、身体の状態が整っていることが大切です。身体が整っていない状態で運動するというのは、車で例えるなら、タイヤがパンクしている、ハンドルが効かない、ブレーキが効かない、そんな状態です。そんな車でドライブに出かけようと思うでしょうか?車を運転する上で、運動する上で、まずは車検を取れていることが最初の条件です。
まずは身体の車検が取れている状態、整っている状態、それが運動しても問題ないという状態になります。でも実際はどうでしょう?あなたの身体は車検が取れているでしょうか?そのままドライブに行ける状態でしょうか?そのままレースに出ても大丈夫でしょうか?
↑肋骨の位置を整えるアプローチ
使い方が悪ければ物は壊れる。
どんなに良いものでも使い方が悪ければ壊れてしまいます。どんなに良い車に乗っても、運転が下手だったら、すぐに車をぶつけて壊してしまいます。
逆に、車の運転が上手ければ、何万キロ走っても大丈夫だし、何十年乗っても大丈夫だったりしますよね。同じように、身体の使い方が良ければ、身体という車も故障することなく、長持ちするんです。
自分の身体、大事にしてますか?いたわってますか?ねぎらってますか?
なぜ、呼吸が大切なのか?なぜ、呼吸にアプローチするのか?
呼吸は、生まれてから死ぬ瞬間までする「運動」です。呼吸で酸素を取り入れているから、生命活動が成り立つ。その呼吸が浅ければ、体内に取り込まれる酸素が少なくなり、生命活動に影響を受けるのは当然です。
本来、深いはずの呼吸が浅くなってしまっているのも原因があります。原因の一つとして、現代社会のストレスがあります。ストレスに対して、交感神経が反応して、呼吸が浅くなる(無意識で)。特定の筋肉が硬くなる、動きが悪くなるのは、原因ではなくて結果です。にも関わらず、筋肉だけにアプローチしても仕方ない。部分じゃなくて、全体にアプローチをした方がいい。
適切ではない動きのことを、代償動作と言います。代償動作をしてしまうのは、本来あるべき動作が何かしらの要因でできなくなってしまったからです。例えば、川の流れがせき止められれば、川の流れは別の方向に行きます。身体でいうならば、股関節の動きが悪ければ、膝関節を余計に使うようになってしまう状態です。
もちろん呼吸にも代償動作があり、代償動作の結果、適切ではない呼吸になり、生命活動の基礎となる呼吸が適切ではなくなることで、身体全体に影響を及ぼしてしまっているわけです。
心の状態は、身体に影響を及ぼし、身体の状態は心に影響を及ぼします。適切な呼吸ができると、心にも身体にも良い影響を及ぼします。なので、最初のアプローチは呼吸からが良いと考えています。
→「息」とは「自分」の「心」と書く。
→心は動作に表れる。動作は心に表れる。
↑自分の身体を感じながら、緊張部位を緩め、心地よい状態へアライメントを整えていきます。
秘密兵器(←兵器ではないけど笑)の
ベネクスのリカバリークロス(←秘密にはしてないけど笑)
も大活躍でした!これ、緩むんですよね〜。
参加者の声
ご参加頂いた皆様から、感想をたくさんいただいておりますが、FacebookとInstagramで一般公開されてる方の投稿をシェアしたいと思います。
アシスタントの声
今回も、Your Best Solution Mentorship Program(五木田塾)のメンバーにアシスタントに入ってもらいましたので、アシスタント目線での感想もシェアしておきたいと思います。
五木田の声もどうぞ(笑)
アシスタント3名も大活躍でした (^^)ありがとう!
主催していただいた中島さん、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
今後とも、よろしくお願い致します!
次回は、11月18日(日)『寝返り』セミナー
また、早くも次回の開催が決まりました!
次回は、11月18日(日)に『寝返り』をテーマに開催致します。
ご興味がある方は、ぜひご参加ください!
詳細の確認、お申込みは、↑上の画像をクリックしてください。申込ページに移動します。
↑9月23日開催の脱力セミナーもオススメです!
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- 「健康」とは「心も体も満たされた状態」のことである。
本日もお読みいただき、ありがとうございます。
それでは、また!
心と身体の問題を整理して解決に導く
五木田穣
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岩田松雄リーダーシップスクールのインタビュー記事です。
ダイエットコンシェルジュ様から、「あなたが走っても走っても痩せない理由はコレ!運動とダイエットの関係性とは」といった内容で取材を受けましたので、私の考えをお伝えさせいただきました。
特集「~知っておきたい身体の機能~呼吸と運動の関係」において、DNS、FMSといったメソッドを中心に呼吸と運動の関係についての解説とエクササイズ監修をさせていただきました。
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