千葉県のパーソナルトレーナー五木田です。
ご無沙汰してしまいましたが、クライアントや読者の皆様からいただいた素朴なご質問等にお答えするQ&Aブログを更新致します!
今回のご質問コチラです。
「ヘルニアとは何ですか?」
私のところにも、ヘルニアで悩まれて、ご依頼いただくことが多いです。
最近の症例としては、約2ヶ月で完全に腰椎ヘルニアの症状が消失した50代の男性がいらっしゃいます。
機能障害で起因する腰痛に関しては、機能改善、動作改善を図れば、多くの場合改善します。
「ヘルニア」とは、「正常な位置から突出もしくは脱出している状態」を指します。
その語源は、あまりの痛みから地獄(hell)が、近く(near)なるという意味から付けられたと言われています。
ですので、ヘルニアの方の痛みや苦しみを考える事は想像に絶しますよね。。
一般的に多いと言われているヘルニアは、椎間板ヘルニア、鼠径ヘルニア(脱腸)、臍ヘルニア(でべそ)などですが、トレーナーとして相談される、関わるのは、椎間板ヘルニアですので、椎間板ヘルニアについて述べていきます。
体幹に間するQ&Aの時にも説明しましたが、背骨(脊柱)は、26個の椎骨が積み重なった形状をしており、頸椎(7個)、胸椎(12個)、腰椎(5個)、仙骨、尾骨で構成されています。
これらには生理的な湾曲があります。
•頚椎ー前弯
•胸椎ー後弯
•腰椎ー前弯
•仙骨尾骨ー後弯
この地球上にいる限り、常に重力が垂直方向にのしかかってきます。その負荷や衝撃を逃がしながら背骨にかかる負担を軽減させるために、絶妙な形でS字に湾曲しているのです。
椎間板は、「椎骨と椎骨の間にある板」と字の通りですが、椎骨と椎骨の間にある繊維軟骨で、椎骨にかかる衝撃を吸収します。
何らかの理由で、そのS字の湾曲が失われると、椎間板が後ろに突出し、神経を圧迫、激痛が走る。
これが、俗に言われている椎間板ヘルニアです。
頚椎で起これば、頚椎ヘルニア、腰椎で起これば腰椎ヘルニアとなります。
簡単に言ってしまえば、姿勢が悪い人はなりやすいです。
椎間板ヘルニアは、椎間板が正常な位置から突出してしまった状態の時になるということは、椎間板、脊柱を正常な状態、正常な位置に戻すことができれば、椎間板ヘルニアの症状はでなくなると考えられます。
つまり、機能改善、姿勢改善、動作改善を図るべきです。
ざっくり言うと、姿勢の悪い人は、画像左側の青色の筋肉が硬くなっていて、右側の赤い筋肉がうまく働いていない状態が多いです。この場合の対策としては、青色の部分を緩めて、赤色の部分を使えるようにしていきます。
これだけでけっこうよくなっちゃう人が多いです。
「ヘルニアは一度なったら治らない」みたいにいわれることも多いですが、そんなことはありません。
現に、ヘルニアの症状が消えた方をたくさんみてきていますので、ヘルニアで悩まれている方は、ぜひご相談下さい!
ヘルニアって、つらいですよね。。
上述した50代の男性も最初お会いした時は、とても気持ちが落ち込んでいらっしゃり、この先の人生が不安だと仰っていました。
でも、2ヶ月間、週1回のパーソナルトレーニングで痛みは徐々に消失していき、日に日に明るい笑顔になっていくのがとても印象的でした(^^)
※スラムダンク単行本8巻145ページより
それでは、まとめましょう!
・ヘルニアには、椎間板ヘルニア、鼠径ヘルニア(脱腸)、臍ヘルニア(でべそ)などがある。
・背骨(脊柱)は、26個の椎骨が積み重なった形状をしており、頸椎(7個)、胸椎(12個)、腰椎(5個)、仙骨、尾骨で構成されている。
・脊柱には、負荷や衝撃を逃がすための生理的な湾曲があり、頚椎は前弯、胸椎は後弯、腰椎は前弯、仙骨尾骨は後弯している。
・椎間板は、椎骨と椎骨の間にある繊維軟骨で、椎骨にかかる衝撃を吸収する。
・脊柱が不適切な位置になると、椎間板ヘルニアになりやすい。つまり、不良姿勢が椎間板ヘルニアの主な原因である。
・機能障害が起因で起こる椎間板ヘルニアは、機能改善、姿勢改善、動作改善を図れば、多くの場合、改善する。
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パーソナルトレーナー
五木田穣
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