フィットネス業界に思う事。


本日は、幕張WBGのスタバから更新!
千葉県のパーソナルトレーナー五木田です!

 

さて、木曜日の事ですが、東京ビッグサイトにて開催されていた、Hearth & Fitness Japan(通称HFJ)に行ってきました!


HFJとは、フィットネス業界の各メーカーがトレーニングマシンやツール等の最新機器を展示する展示会です。

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専門学校在学時から、毎年行っておりますので、今回で12回目となります。


…て考えたら、干支が1周してるんですね(笑)

月日が経つのは速いものです。。


毎年行ってると感じるんですが、年々、展示会の規模が縮小されてきているのを顕著に感じます。特に今年はさらに縮小傾向を感じました。今回の出店社は43社。少ないです。あっという間に見終わってしまいました。。


ちなみに、年末に開催されるようになった、SPORTECは、前回は350社ほどの出店であったと思いますので、その差はすごいですね。

 

■HFJに行って感じる、フィットネス業界の現状

フィットネスクラブ業界全体の売上高は、4,090億円(2011年)です。比較するのもおかしいですが、トヨタ自動車の売上高(2013年)は、22兆円らしいですね。1社の売上高だけで、フィットネス業界全体の売上高を軽く上回っております。

 

もう少し調べてみると、HFJに初めて行った年の2003年のフィットネス業界全体の売上高が3600億円であったようです。その後2006年に4200億円程度まで伸び、現在まで4000億円程度を推移しています。ちなみに、2006年はカーブス(女性専用30分フィットネス)が300店舗を超えた年です。


国民の健康への意識、関心は少しずつ高まってきているように感じていますが、まだまだ、それがフィットネス、運動という形には結びついていないようで、売上高としては伸びていません。ほとんどサプリとか健康食品と言われるものに目がいってしまうようですね。

 

日本のフィットネス参加率は、人口に対して3%程度と言われており、10年前から全く変わっていません。一方、2006年あたりから、小規模なジム(サーキットトレーニング、加圧ジム、パーソナルジムなど)の出店が大きく増え、施設自体は増え続けています。施設数は増えているのに、参加人口は大きく変わってない。売上高も伸びていない。これは、続かずに辞めてしまう人が非常に多いのではないかと推測されます。


業界としては、いかに残りの97%の人に対してアプローチできるか、フィットネスの価値を伝えられるか、継続してもらえるようにしていくか、フィットネス参加率を増やしていくか、が課題じゃないかと思います。

 

新規を増やす事も大事ですが、継続してもらえるかどうかの方がもっと大事です。フィットネスを通じて、健康で快適に、身体のことで不自由を感じることなく、過ごせる方が増えるといいですよね。一生涯、できるだけ人の手を借りずに、人生を過ごす。健康寿命を伸ばすためには、運動、フィットネスが現代社会においては必要なのではないかと思います。

■フィットネス業界の役割とは

ちょっと目線を変えて、考えてみましょう。ご存知の方も多いでしょうが、介護費や医療費などの社会保障費は年々増え続けており、社会保障費だけで約30兆円。一方、税収は約50兆円。社会保障費だけで、税収の半分以上がとんでしまっています。2013年の国の会計予算は、約96兆円で、毎年約50兆円もの赤字を生み出しております。これらは、将来の世代の負担になり、後回しにされ続けています。

 

国債の返済だけで約23兆円が予算に組まれていますから、社会保障費と国債の返済だけで、純粋な歳入費は使い尽くしてしまっていることになります。だからといって、公共事業等を全てストップするわけにはいきませんから、ずっと国債を発行し続けているわけですね。このままいつまでも借金を増やし続けるわけにもいかないので、今後考えられるのは、予算削減か大増税か。。消費税が上がったばかりですが、今度は携帯電話税を設けようとか、パチンコ税を設けようとか、話が出てますね。。今後もどんどん増税はされていくでしょうが、十分な歳入が得られるとは考えられませんので、いずれ予算は削らざるを得ないでしょう。そこでまず削られそうなのは、社会保障費ですよね。


今後、医療費100%負担になる日もあるかもしれません。
今後、介護が受けられなくなる日もくるかもしれません。
今後、年金がもらえなくなり、いつまでも働かざるを得なくなる日がくるかもしれません。

 

その日に備えて、病気をすることなく、障害を負う事なく、いつまでも元気に動ける、生活ができるようにする。


そのためには、日々の食生活や運動習慣が非常に重要になってきます。

フィットネスに従事する者として、フィットネスの必要性、価値を伝えて行く必要があると思います。予防医学の観点から、運動の必要性を伝えて行く必要がある。これは、個人、企業問わず、フィットネス従事者は真剣に受け止める必要があるんじゃないかと思います。


■多くのフィットネスクラブが今やっていること

スポーツクラブ、フィットネスクラブは、どこも初期費用を値下げ(初月無料とか、最初の2ヶ月分の月会費3,000円とか)して入会者を増やすことに必死です。でも退会者も多いから、結局、会員数、フィットネス参加率は変わっていません。飽きたら辞めてしまうかからといって、新しい器具であったり、新しいプログラムをいれることに必死。新しい器具、プログラムも結局、飽きてしまうので、続きません。効果が出ないからといって辞めてしまうという人も多いようです。

 

また、多くのスポーツクラブでは、子供向けのスイミングスクールや体操教室で売上を立ろうとして、集客に必死です。でも、人口は減り、子供は減っています。いつまでも売上は期待できないでしょう。


他には、売上げを立てたいからといって、物販に頼りだす。今月はあのサプリ。来月はあのサプリ。
最近では、水素水なんかを設置しているクラブも多いですね。とにかく品を変え、品を変え、毎月何か違うものを売っている。ここ数年よく見かけるのは、「骨◯チェア」とかいう商品。これは、愚の骨頂ではないでしょうか。。一体何のために、クラブに通っているんですか。。スタッフは何をやっているんですか。。

 

■改めて考えたい、フィットネスの価値

まず考えていただきたいのは、本来のフィットネスクラブの存在意義、目的は何なんでしょうか?
入会する方の目的は何なんでしょうか?

 

会員1人1人のことを真剣に考え、運動指導レベル、接客レベルの向上を図るべきではないでしょうか。フィットネスの価値を伝えられなければ、フィットネスにお金を費やしてはくれないと思います。


入会してくれないから、値段下げるとか一番やっちゃいけない事ではないでしょうか。安売りした商品を定価に戻しても買う人はどれくらいいますかね?ほとんどいないと思うんですが。。


それは買った理由が、安いからです。商品を気に入って買ったわけではありませんから、商品を気にいらなければ、自分にとって必要なものだと思わなければ、定価で買うということはあり得ないでしょう。


人は、本当に欲しいと思ったもの、必要だと思ったもの、価値があると思ったものには投資は惜しまないはずです。


偉そうな事を言える立場でもないんですが、業界に携わる人1人1人がもっと真剣に、この現状を認知して、今後の業界の発展のために、何をしていくべきかを考える必要があるな、と思います。

 

フィットネスを通じて得られる付加価値は、一生涯変えがたい財産になるものと、私は考えています。

 

フィットネスに従事する者として、フィットネスの価値を伝え続けて行きたいと改めて思いました。

 

千葉県のパーソナルトレーナー
五木田穣

 

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