愛知県での4日間の動作評価研修を終えて。

千葉のパーソナルトレーナー五木田です。

 

5月に引き続き、先週末は愛知県にある早川治療院様にご招待いただき、鍼灸・按摩マッサージ指圧師、理学療法士、アスレティックトレーナーなどの治療家、医療従事者の方を対象に、動作評価についての研修を行わせていただきました。

 

動作評価研修 名古屋

 

前回の様子は、こちらです。

 

今回4日間でお伝えしたこと。

まず、“動作”を基準として、身体の現在地を把握する。

その入り口として、FMS(Functional Movement Screen)という評価方法を利用する。

 

例えば、カーナビは、GPSで現在地を把握することができなければ、目的地へと案内することができません。

それと同じように、身体も現在地を把握することがスタートラインとなります。

現在地が分からなければ、どんな地図も役に立ちませんからね。

 

まずは、現在地を把握すること。

そして、通過地点(目的達成に必要なこと)を把握すること。

そして、その通過地点を確実に通過していくこと。

 

つまり、動作評価に基づいた運動指導、動作評価に基づいた治療が使えるレベルでできるようになること。これが今回の研修の目的です。

 

■各資格やツールは手段の一つでしかない。

私が大切にしているのは、Know-How(どうやるか)ではなく、Know-Why(なぜやるか)

やり方だけ覚えても、それは知識であって知恵ではありません。

ただの知識ではなく、知恵として伝えること。

知識を得て、自己満足で終わってしまってはもったいないです。

 

幹を太くする

 

世の中には、色々なメソッドや考え方が溢れています。

どんな資格やツールも手段の一つでしかありません。

木で例えるなら、枝葉の部分でしかありません。

自分の軸、幹となる部分は何なのか?

その幹にどんな枝葉を足していくのか?

 

動作評価(FMS)というツールを、どう自分の指導システムの中に落としこむか。

パーソナルトレーナーとして、どう落としこむか。

ストレングス&コンディショニングコーチとして、どう落としこむか。

治療を専門にされている方であれば、どう治療に落としこむか。

 

そういった自分の軸を持ちながら、各ツールやメソッドをどう取り入れていくかが大切だと考えています。

 

■目の前の人に真摯に向き合っているか?

繰り返しますが、結局、動作評価(FMS)もツールの一つで、手段の一つでしかありません。

なんでもそうですが、手段が目的化してしまっている場合が、大いにあります。

我々の役割は、身体が変わることを通じて、目の前にいるお客様を笑顔にすることだと思います。

 

クライアントの目標達成が第一です。

だから、目的地に到達できるならば、その手段はなんでもいい。

車でも、新幹線でも、飛行機でもいいんです。

飛行機が苦手な人を無理やり飛行機に乗せるよりは、新幹線の方がいいかもしれない。

車の運転が好きなのであれば、車で行けばいい。

その人にあった手段であれば、それでいいんです。

 

それが、車で行かなければならない、新幹線で行かなければならない、飛行機で行かなければならない。動作評価をしなければならない。となってしまうと、話は別です。

これって、ただの指導者側のエゴです。自己満足です。

必要ならやればいいし、必要ないならやらなくていいんです。

 

自分の指導や治療に、動作評価(FMS)を加えることで、目の前の人にどんな価値を提供できるかを考えて欲しい。

そんな前提でお話させていただきました。

 

■ひたすら「みる」を繰り返す。

今回の研修の目的は、動作評価に基づいた運動指導、動作評価に基づいた治療が使えるレベルでできるようになることですから、ひたすら実践を繰り返す必要があります。

今回、全員が、ほぼ全員の動作評価を何度も行ってもらいました。

使えるようになるためには、実践を繰り返すしかありません。

トライ&エラーを繰り返し、自分の中の知識を知恵にアップデートしていかなければなりません。

4日間ひたすら実践してもらいながら、現場で使えるレベルになるように、細かなポイントを説明していきました。

 

FMSFMS動作評価研修 名古屋FMS

 

■動作をみる。で、どうする?

Training Strategy

動作をみる。評価をした。課題がわかった。

で、どうする?

 

動作評価研修

 

動きの癖を見るのが、動作評価。

適切に動けていないのなら、適切に動けるように修正していく必要があります。

動きの癖を修正するエクササイズ。

それをコレクティブエクササイズと言います。

 

どの動作のパターンに問題があるのか?

その動作パターンを修正するにはどんなエクササイズがあるのか?

 

コレクティブエクササイズ

 

これもひたすら実践を繰り返しながら、頭と体で理解してもらいました。

自分ができないことは教えられないですからね。

まずは、自分の体と向き合い、自分の身体を修正していく。

これが大切です。

 

コレクティブエクササイズ

 

しかしながら、コレクティブエクササイズも、ただバリエーションを覚えることに私は意味を感じません。

暗記しても仕方ありません。常にお客様、クライアント、患者は違う人ですから。

人は千差万別。だから、その人に合った方法を考え、提供する。

誰にでも同じエクササイズを処方してるようでは、改善しないことも出てきます。

 

なぜ、そのエクササイズを行うのか?

そのエクササイズができなかった場合はどうするのか?

どう優先順位をつけて修正していくのか?

どこを見るのか?

どんなキューイングがいいのか?

どんな目の使い方がいいのか?

どんな触り方がいいのか?

どんな立ち位置がいいのか?

…などあげたらキリがないほど、濃密な情報をお伝えさせていただきました。

 

■で、実際にメニューを作ってみる。

そして、最後のまとめです。

動作評価の結果から、その人の目的を達成するために、性格やライフスタイルまでを考慮して、メニューを作ってみる。

グループに分かれて、ディスカッションしながら、それぞれのメニューを作ってもらいました。

 

動作評価動作評価動作評価動作評価

 

そして、それぞれどんなメニューを作ったのか?

それはどんな意図で作成したのか?

をシェアしてもらいました。

そして、そのメニューに関して、質疑応答をしてもらいました。

 

ここまでみっちり行ったので、どんな風に活用していったらいいかが分かり、

実際に使えるレベルになったと思います☆

 

しかしながら、これで完成なわけもなく、スタートラインに立った感じです。

ここから、さらに実践を積みながら、試行錯誤して、自分のものにしていく過程が大切です!

 

参加していただいた皆さん!頑張って下さいね(^^)

疑問がわいたら、いつでもご連絡ください♪

 

最後に、、今回の研修が実現したのは、専門学校の同期であり、同志であり、

信頼するパートナーでもある、あっきーこと、Akihiro Kawasaki(川崎章広)のおかげです!

彼と一緒でなければ、こんな素晴らしい研修はできなかったでしょう!

 

akihiro kawasaki

akihiro kawasaki

 

彼は、1年ちょっと日本に一時帰国しておりましたが、今週末に拠点をアメリカに戻し、ヒューストンバレエ団のストレングス&コンディショニングコーチとして活動していきます。

 

Special thanks to dear Aki !!!

I hope your success in the United States !!!

We will see you again soon !!!!!

 

アメリカでの活躍を祈ってます!

というか勝手に活躍するでしょうけど(笑)

お互い次のステージに行き、また会いましょう!

 

それでは、また(^^)

 

最後に今回の研修の模様の写真たちを載せておきます☆

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パーソナルトレーナー

五木田穣

 

-追伸−

なお、希望者がいれば、今回行った研修の内容を、関東でも開催しようかと検討中ですので、ご興味ある方は、ご連絡ください☆

 

 


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特集「~知っておきたい身体の機能~呼吸と運動の関係」において、DNS、FMSといったメソッドを中心に呼吸と運動の関係についての解説とエクササイズ監修をさせていただきました。

オンラインオッシュマンズ各店などで、ご購入いただけます。

 

 


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