アリゾナ筋膜解剖実習Day.1
筋膜解剖実習＠アリゾナ１日目。
朝６時に起床し、ホテルのジムで早朝ワークアウトを軽く行ってから朝食を食べました。
長時間の移動で、身体もバリバリだったので（特に股関節、胸郭周辺）、
軽く動かすだけでも気持ちがいいです。
気分転換も兼ねて、毎日やろうと思っています。
そして、8時30〜、アナトミートレインの著者、
Thomas Myers(トーマス マイヤーズ)のレクチャーから始まりました。
とても印象的で、共感したのは、IQ、EQの次に、KQが大切ではないかと仰っていたことです。
IQとは、Intelligence Quotientの略で、知能指数のことで、
EQは、Emotional Intelligence Quotientの略で、心の知能指数のことですが、
KQは、kinesthetic Intelligence Quotientの略で、運動の知能指数のことです。
運動の知能指数、皆さんはどれくらいあるでしょうか？
どうでもいい話ですが、私もセミナーでよく使用しているチーター先生の動画を
トムも使っていたので、勝手に嬉しく思いました（笑）
トムの1時間ほどのレクチャーが終わり、バスに乗って、
Todd Garcia(トッド ガルシア)氏のラボに移動します。
人体解剖のスペシャリストです。
まずこのコースの目的、注意点、全体の流れなどの説明がありました。
そして、御献体と対面をします。
今回は、８体の御献体があり、チームに分かれ、5日間で1体の御献体を解剖していきます。
この筋膜解剖実習の何がユニークで、素晴らしいかというと、
御献体は化学処理をされた御献体ではなく、冷凍保存された御献体だということです。
限りなく、生存状態に近く、世界的にも珍しく、とても貴重な機会となります。
こちらの御献体は、生前にドナー提供を希望された方々で、ユタ大学から提供されたものです。
解剖された、あらゆる組織は全て残さず回収し、火葬された後、ご家族の元へ帰られるそうです。
御献体と御遺族の方への最大限の敬意が示されており、
とても神聖な気持ちで取り組ませていただいています。
Jessica（とチームで名付けさせていただいた）さん、ありがとうございます。
今回の実習内容は、体の表面の組織からどんどん深層の組織へと解剖を進めていきます。
今日は、体前面（顔、胸、腹、腕、大腿部、下腿部）の
皮膚（表皮と真皮）と皮下組織を分離し、
浅筋膜の確認をし、深筋膜だけの状態にしていきました。
（こんな感じになっています）
これ確実に、体の触り方やアプローチ方法変わるなと感じています。
（まだ表層だけしか見ていませんけど）
今まで本や解剖のアプリで勉強してきましたけど、
生で見る人体の美しさ、合理性、統合性に感動しっ放しです。
（まだ表層だけしか見ていませんけど）
皮膚を取り除く前の関節の可動域と、皮膚を取り除いた後の可動域に
多少の変化があったように思います。
皮膚の動きの制限によって、可動域が狭くなることを生で実感しました。
とにかく深筋膜だけになった人体は、感動レベルで美しかったです。
百聞は一見に如かず。間違いありません。
明日以降、さらに体の深層へと進んでいきます。
楽しみで仕方ありません。（めちゃくちゃ疲れますが）
ランチは、こんな感じでラボの外で。
アメリカはあらゆるものが大きい。広い。
食後、芝生の上でごろ寝するのがとても気持ち良かったです。
終了後は、ホールフーズマーケットに行き、食料を調達。
とりあえず、たんぱく質補給源はバッチリです（笑）
しかし、全てがでかいです。写真で見るより、実物はもっとでかいです。
現在、現地時間21時30分。
かなり疲労困憊なので、さっさと寝て、明日に備えます！
本日もお読みいただき、ありがとうございます。
それでは、また明日！
心と身体の問題を整理して解決に導く
五木田穣
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ダイエットコンシェルジュ様から、「あなたが走っても走っても痩せない理由はコレ！運動とダイエットの関係性とは」といった内容で取材を受けましたので、私の考えをお伝えさせいただきました。
特集「～知っておきたい身体の機能～呼吸と運動の関係」において、DNS、FMSといったメソッドを中心に呼吸と運動の関係についての解説とエクササイズ監修をさせていただきました。
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