キレイな姿勢と動けるカラダづくり専門の
千葉のパーソナルトレーナー五木田です。
「腰痛を治すには、どこを鍛えたらいいですか?」
というような質問をされることがあります。
「肩が痛いから、肩を鍛えないと」
「腰が痛いから、腰を鍛えないと」
「膝が痛いから、膝を鍛えないと」
痛い→弱い→鍛えるといった発想でしょうか?
でも、痛みって鍛えたらなくなるんでしょうか?
「私、腰が弱いんです」
いや、ちょっと待ってください。
弱いって何でしょう?
逆に、強いって何でしょう?
弱いって本当に弱いんでしょうか?
腹筋、背筋が弱いんでしょうか?
何と、誰と比べて弱いんでしょうか?
痛みが発生する事と、筋力の有無はあまり関係性がありません。
だって、
鍛えれば、痛みが発生しないのであれば、
なぜ、身体を鍛えあげているスポーツ選手がケガをするんでしょうか?
身体を酷使しているからでしょうか?
もちろんそれもあるでしょうが、
スポーツ選手の中にもケガをする選手、しない選手がいますよね。
よくケガをする選手はしょっちゅうケガをするし、ケガをしない選手は全くしません。
この差は何でしょうか?
ほとんどの場合、筋力が強い弱いではなく、身体の使い方に問題があります。
よく車をぶつけて壊す人は、車が弱いからですか?
違いますよね。
車の運転が下手だからです。
身体も一緒です。
身体の運転、身体の使い方が下手なんです。
不適切な身体の使い方をしていると、無理に動かしているので、
どこか特定の部分に負荷のしわ寄せがきます。
それが積み重なり、痛みとして表れているんです。
痛みを取り除くためには、筋肉を鍛えるのではなく、
適切な身体の使い方、動かし方を、脳に学習させていく事が必要です。
そして、キーワードとなるのが、姿勢と動作です。
重力に拮抗してまっすぐに、適正なアライメント(関節の位置)で立てているならば、
力のひずみが発生せず、どこにも負担がないので、原則、どこも痛くなりません。
物はずっと置いたままであれば、壊れる事はないでしょう。
物の重心の位置は変わらないから、物体にかかる負担は変わらず、
どこかに負担が強いられて壊れる事などはあり得ません。
人の身体は、ものすごくいびつな形をしていて常に重心の位置が変わります。
小さな二本の足の上に、細長い身体が乗っかっています。
人体の骨の数は206個。
構造上、物凄く不安定なのです。
でも、人のプログラムは良くできていて、
重心の位置が変わっても無意識に力が働いて、立っていることができます。
それが、無理やりだとしてもです。
でも無理やりだから、いつかその代償が痛みとなって表れてきます。
でも、不適切な身体の使い方をしてしまっているという自覚はないでしょう。
よく、証明写真を撮る時などに、
「右肩下げてくださーい」みたいに言われた事はありませんか?
自分では、右肩上がってしまっているという自覚はありませんよね?
自覚がないから問題なのです。身体の感覚がずれているんです。
例えば、車の運転で言うならば、
真ん中を走っているつもりがかなり左に寄ってしまっているような感じですかね。
だから、こすったり、ぶつけたりする。
脳のプログラムが間違って入力されてしまっているので、
脳のプログラム、認識を変えて行く必要があります。
痛みを取り除く事に関しては、鍛える必要は基本的にありません。
車を壊さないようにするには、車を鍛えるのではなく、
運転の仕方に目を向けることが必要です。
車両感覚がずれているから、ぶつけてしまうからです。
身体の痛みを取り除くには、筋肉を鍛えるのではなく、
日常的な姿勢、身体の使い方、感覚を変えることが必要です。
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パーソナルトレーナー
五木田穣
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ダイエットコンシェルジュ様から、「あなたが走っても走っても痩せない理由はコレ!運動とダイエットの関係性とは」といった内容で取材を受けましたので、私の考えをお伝えさせいただきました。
特集「~知っておきたい身体の機能~呼吸と運動の関係」において、DNS、FMSといったメソッドを中心に呼吸と運動の関係についての解説とエクササイズ監修をさせていただきました。
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