キレイな姿勢と動けるカラダづくり専門の
千葉のパーソナルトレーナー五木田です。
「体脂肪なんていらない!」と考えている方は多いかもしれませんが、
もし本当に体脂肪が必要がないものならば、そもそも存在していないはずですよね。
身体にとって、体脂肪は必要だから存在するわけで、
邪魔者扱いするのはかわいそうです(笑)
なぜ体脂肪がつくのか、なぜ必要なのかを理解すれば、
どうやったら落とせるかも理解しやすいと思います。
ので、今日と明日の2回に分けて、
・体脂肪の役割について
・体脂肪の落とし方について
書いてみたいと思います。
体脂肪の役割は、主に5つあります。
①エネルギーの貯蔵庫
②保温作用
③クッション作用
④女性らしくあるためのもの
⑤内分泌器官
順番にみていきましょう。
①エネルギーの貯蔵庫
体脂肪は1kgあたり約9000kcalものエネルギーを持つと言われています。
例えば、体重60kg体脂肪率20%の人は、12kgの体脂肪があり、
エネルギーに換算すると、108,000kcalを体内に蓄えていることになります。
これは、エネルギーを蓄えておくことで、すぐに餓死をしないようにするという
身体の防衛反応といえます。
②保温作用
体脂肪には、熱を逃がしにくいという特徴があります。
恒温動物であるヒトは、体温(深部体温)を一定に保とうとします。
熱を逃がしにくい体脂肪は、体温を一定に保つのには非常に役立ちます。
体脂肪が少なすぎると、保温ができません。
冬に太りやすいというのは、体脂肪を蓄えて保温をしようという防衛反応と言えます。
なので、冷やしてはいけない、冷えやすい箇所には体脂肪がつきやすいと考えられます。
太っている人が汗かきなのは、体脂肪が熱を逃がそうとしないので、
汗をかいて(気化熱を利用して)、体温を下げようとするからです。
③クッション作用
体脂肪は柔らかい組織ですので、外部からの衝撃から守る役割もあります。
特に、お腹周りに体脂肪がつくのは、内蔵を衝撃から守るためと考えることができます。
④女性らしくあるためのもの
女性らしさの象徴である、丸みのある曲線美は体脂肪があってのものです。
体脂肪が限りなく少なくとなると、筋肉のラインがはっきり出てきて
ゴツゴツとした印象になってしまいます。
また、女性特有の乳房の容積の9割が体脂肪ですし、
妊娠・出産する女性は胎児を育てるためにエネルギーを貯蔵しておく必要があります。
同じ理由で、胎児を守るためクッション作用として、
臀部や下腹部などの骨盤周辺に体脂肪がつきやすいとも考えられます。
⑤内分泌器官
脂肪細胞には、内分泌器官としての役割もあり、
アディポネクチンというホルモンが分泌されます。
アディポネクチンの分泌は、脂肪細胞が小さい場合に分泌量が多く、
肥大化すると分泌量が減少するといわれています。
糖尿病や動脈硬化症などを予防する効果があると近年注目されています。
以上のように、体脂肪は体にとっては必要な組織ですので、
あまり毛嫌いしないようにしましょう(笑)
過剰につくと身体にとっては悪ですが、適度には絶対必要な組織です。
私たちのことを思って、体脂肪はついてくれているんです。
優しい気持ちで接してあげてください。笑
次回は、体脂肪の存在理由から、効率的な落とし方を考察してみよう思います。
それでは、また明日☆
パーソナルトレーナー
五木田穣
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ダイエットコンシェルジュ様から、「あなたが走っても走っても痩せない理由はコレ!運動とダイエットの関係性とは」といった内容で取材を受けましたので、私の考えをお伝えさせいただきました。
特集「~知っておきたい身体の機能~呼吸と運動の関係」において、DNS、FMSといったメソッドを中心に呼吸と運動の関係についての解説とエクササイズ監修をさせていただきました。
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