千葉県のパーソナルトレーナー五木田です。
「◯◯トレーニング」とか「◯◯ダイエット」とか、「◯◯なんとか」というのが、たくさんありますね。
例えば、トレーニングでいうと、
・加圧トレーニング
・体幹トレーニング
・ファンクショナルトレーニング
・サーキットトレーニング
・初動負荷トレーニング
などが良く耳にするようなものでしょうか。
■「◯◯なんとか」には、メリットもデメリットもある。
よく、「◯◯って、いいんですか?」みたいな質問をされます。
「加圧トレーニングって、いいんですか?」
「体幹トレーニングって、いいんですか?」
「ファンクショナルトレーニングって、いいんですか?」
「サーキットトレーニングって、いいんですか?」
「初動負荷トレーニングって、いいんですか?」
この質問って、答えられないんです。。
「何に対していいのか」というところがないので。
例えば、「脂肪燃焼させるのに、加圧トレーニングっていいんですか?」といったご質問だと、比較的に、イエスかノーで答えられますので、答えやすいです。
逆に、
「加圧トレーニングって、ダメですよね?」
「体幹トレーニングって、ダメですよね?」
「ファンクショナルトレーニングって、ダメですよね?」
「サーキットトレーニングって、ダメですよね?」
「初動負荷トレーニングって、ダメですよね?」
といった場合も全く一緒ですよね。
「何に対してダメなのか」がないので、答えることができません。
「◯◯トレーニング」と名の付いたもの、「◯◯なんとか」は、他にもたくさんあります。
これらは、
どれがいいんでしょうか?
どれがダメなんでしょうか?
その答えは、ありません。
どれもいいし、どれもダメではありません。
それぞれ全く別のもの、別の考え方なので、単純に比較することはできません。
これらは、そもそも比べるようなものではありません。それぞれにメリットがあり、デメリットがあるからです。
何に対して、どれがいいのか。これは、人によって変わります。
あなたにとって、何が必要で、そのために何があって、何をやるかという考え方が大事です。
そこで初めて、◯◯はいいとか、◯◯はダメという話になります。
■「目的」と「手段」がごっちゃになってませんか?
「加圧トレーニングをしたいんですが」
「体幹トレーニングをしたいんですが」
こんなご依頼もあります。
加圧トレーニングも、体幹トレーニングも、「目的に対しての手段の一つ」でしかありません。
ご自分の中では、目的があるんでしょうが、果たしてその目的に対して、その手段が最適なんでしょうか?この判断は、とても難しいですよね。
実際に、「加圧トレーニングをしたい」というご依頼から、その目的をお伺いしたところ、肩こりを改善したいという理由があり、その原因が猫背でありそうだ、といった場合には、加圧トレーニングは適していません。
加圧トレーニングには、姿勢改善効果はありませんので、目的に対しての手段として、最善ではないからです。(多少は改善するでしょうが)
その目的に対して、何が最善なのか。
Best Solution(最善の解決方法)は何なのか。
を考えることが大切だと思います。
■情報が溢れている!だから、客観的な視点での判断が大切。
そもそも「◯◯トレーニング」と言ってしまっている時点で、ものすごく限定的です。
「◯◯というなにか」は、特定の◯◯には優れているだけで、全てを補うことは到底不可能です。
唯一無二のトレーニング方法なんてありえません。
万能薬なんてものは存在しません。
情報に惑わされてはいませんか?
情報を鵜呑みにしてはいませんか?
加圧トレーニングってなんですか?
体幹トレーニングってなんですか?
ファンクショナルトレーニングってなんですか?
サーキットトレーニングってなんですか?
初動負荷トレーニングってなんですか?
それぞれが、そもそも、どういったものなのか、どういう効果が出せて、どういう効果は出せないのか、ということを理解した上で、何をどうやるのかになります。
■原因は何なのか?何をする必要があるのか?
体幹トレーニングというものが流行っています。
果たして、体幹だけ鍛えればいいんでしょうか?
加圧トレーニングも根強い人気です。
加圧トレーニングは、腕か脚の血流を制限しながら行うトレーニングです。
体幹は腕と脚以外のことですし、加圧は腕と脚を行う。。これ真逆ですよね。
どちらも、人気のトレーニング方法だと思いますが、やってること、意図するところが、全く違います。
「じゃあ、どっちがいいの?」っていう発想になるかもしれませんが、「目的は何なの?」って話です。
「目的」に対して、「手段」があります。
手段先行で考えるから、よくわからなくなります。
あなたには、体幹トレーニングが必要なんでしょうか?
加圧トレーニングが必要なんでしょうか?
それとも、別の方法が必要なんでしょうか?
なぜ太ったのか?
なぜ膝が痛くなったのか?
なぜ筋肉がつかないのか?
なぜスポーツがうまくならないのか?
まずは、「なぜ?」をしっかり考えることが大切です。
なぜ、そうなったのか。
であれば、何をする必要があるか。
whyに対して、becauseがあります。
あなたには何が必要で、何をするべきかを導いて行くのが、パーソナルトレーナーです。
迷ったら、ぜひご相談下さい。
パーソナルトレーナー
五木田穣